へら‐おもだか【×篦沢=瀉/×篦面高】
ヘラオモダカ
篦沢瀉
篦面高
ヘラオモダカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/13 17:27 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヘラオモダカ | |||||||||||||||||||||
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Alisma canaliculatum A. Br. et Bouche |
ヘラオモダカ (Alisma canaliculatum) は、オモダカ科サジオモダカ属の植物。和名は、葉の形がへらに似ていることによる。
分布
日本・中華人民共和国(中国)・朝鮮半島の湖沼やため池などに生息する[1]。
形態、生態
多年草で湿生植物または抽水植物として生育する[1]。短い茎からヘラ状の葉を根生、葉のサイズには変異が大きく、長さ8-55cm[1]。
花期は7-9月で、花茎は最大130cm程度になる[1]。花茎は枝を輪生し、花柄の先に3弁の花をつける。花の色は白かうすい桃色、雄しべは6本、雌しべは環状に多数形成する[1]。果実は扁平な倒卵形で、大きさは約2.5mm[1]。
変種
ヘラオモダカは環境に応じてさまざまな形態をとることが知られており[2]、複数の変種が記録されている。
- アズミノヘラオモダカ (A. canaliculatum var. azuminoense)
- ホソバヘラオモダカ (A. canaliculatum var. harimense)
利用
水田などで繁殖すると水田雑草として扱われることがある一方、近年は「メダカのよろこぶ水草」という触れ込みでホームセンター・園芸店などにて販売されている場合がある。
またナミゲンゴロウなどゲンゴロウ類の産卵用水草として重要な種でもある[3]。
脚注
参考文献
- 角野康郎 『日本水草図鑑』 文一総合出版、1994年7月、16-17頁。ISBN 978-4829930342。
- 関慎太郎 『ポケット図鑑 田んぼの生き物400』 文一総合出版、2012年7月30日、初版第1刷、225頁。 ISBN 978-4829983010。
関連項目
ヘラオモダカと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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