プロ野球キャンプ地として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 04:10 UTC 版)
「宜野座村営野球場」の記事における「プロ野球キャンプ地として」の解説
1998年から2002年まで、日本ハムファイターズが宜野座村にて二軍春季キャンプを実施していた。しかし、当時の宜野座村は「二軍のキャンプ地として」ではメディアの露出が見込めないとして、新たに他球団の一軍キャンプの招致を検討していた。一方、当時高知県の安芸市でキャンプを行っていた阪神タイガースは、予てからより温暖な気候の下で春季キャンプを実施したいという意向を持っており、沖縄県内でのキャンプ実施を模索していた。 このような阪神側の事情を知った宜野座村は、日本ハムの二軍キャンプ実施を断り(これに伴い日本ハムは東風平町(現八重瀬町)に二軍キャンプ地を移転)、地元行政や村民を巻き込んでの積極的な誘致活動を行った結果、2003年には宜野座で阪神の一軍春季キャンプが実施されることが決定した。 2006年、多目的屋内施設として「宜野座ドーム」が完成。 2009年2月11日の阪神対日本ハム練習試合では通常練習では開放しない外野芝生席にも観客を入れ、公式戦・オープン戦並みの賑わいを見せた。 2011年2月18日から28日まで、阪神の1次キャンプ終了後、2次キャンプ地として韓国プロ野球ハンファ・イーグルスが利用した。 2014年、バックスクリーンのスコアボードをパネル式からLED電光式に改修。 2015年、一・三塁側の芝生席が座席に改修された。この際、併せて外野フェンスのラバー張替も行った。 2019年、「宜野座多目的スポーツ施設」が新設され、以前まで屋外にあったブルペン、プレハブ施設であったトレーニングルーム、簡易テントであった投手の待機場所などが新たに屋内施設として内包された2階建の鉄筋コンクリート造の多目的施設となった。総工費は5億4千万円。
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