プレイアビリティの面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 04:52 UTC 版)
「ゲームプレイ」の記事における「プレイアビリティの面」の解説
プレイアビリティ分析は、コンピュータゲームの基本設計の様々な部分を分析する様々な視点による、非常に複雑なプロセスである。それぞれの面は、コンピュータゲームの基本設計の様々な要素により影響を受けるプレイアビリティの色々な属性と特性を識別することを可能にする。プレイアビリティの面は以下の通りである。 本質的なプレイアビリティ:自らのコンピュータゲーム性に基づくプレイアビリティで、プレイヤーによってどのようにそれを示されるか。これはゲームプレイ、ゲームメカニックと強く関連している。この面では、特にコンピュータゲームのルール、ゴール、目的、リズム、その他のデザインメカニクスなどのコンピュータゲーム設計の実装を分析することができる。 メカニカルプレイアビリティ:ソフトウェアシステムとしてのコンピュータゲームの品質。これは、ゲームエンジンに関連しており、例えば、ムービーシーンの流暢さ、正しいライト、シャドウ、レンダリング、サウンドと音楽、グラフィックの動き、キャラクターの個性の実装、多人数参加型コンピュータゲームにおけるコミュニケーションシステムなどに特に重点を置いている。 インタラクティブなプレイアビリティ:プレイヤーインタラクションやコンピュータゲームのユーザーインターフェース開発、例えば会話やゲームコントロールなど。このプレイアビリティは、ゲームインターフェースで容易に見ることができる。 芸術的プレイアビリティ:ゲーム要素におけるコンピュータゲームの芸術と美学の質。ビジュアルグラフィック、サウンドエフェクト、音楽とメロディー、ストーリーとそれを話すこと、およびこれらの要素がコンピュータゲームでどのように示されているか。 個人内のプレイアビリティ:コンピュータゲームをプレイした際に各プレイヤーに生じる個々の視覚、知覚、感情のこと。非常に主観的な価値を持つ。 対人プレイアビリティまたはソーシャルプレイアビリティ:プレイヤーが他のプレイヤーと競争的、協力的な方法でプレイしたときのグループ意識と様々なユーザーの認識。 最後に、コンピュータゲームの「グローバルな」プレイアビリティは、異なるプレイアビリティ面における各属性値から推定される。プレイヤーがコンピュータゲームをプレイする際に、最高のプレイヤー体験を保証するために、様々な面のプレイアビリティを向上させることは非常に重要である。
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