プエル病院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 03:09 UTC 版)
バンダイお客様相談センター内に設立された、具合の悪いプリモプエルシリーズを治療する為の病院。所在地は栃木県下都賀郡壬生町おもちゃのまち。2003年8月4日に開院。 電話で修理を申し込んだ後、氏名や連絡先となる住所と電話番号、故障内容、入院するプリモの名前を記入した紙を同梱してプリモを発送し、プエル病院に到着し次第治療が行われる。プリモピースを発送する場合は、運送業者に充電器が内蔵されている事を伝える必要がある。年末年始は電話受付を休止しており、治療を依頼する事が出来ない。 治療日数は平均で7日から10日ほど掛かり、その後の動作テストと合わせて入院期間は平均で10日から2週間ほど。混み具合によっては1ヶ月程度の時間が掛かる事もある。退院後、回復したプリモが診断カルテと共に入院時に記入した住所へと発送される。2006年4月24日以降は、同梱の診断カルテがカルテカードに変更された。退院時の送料はバンダイが負担する。 治療内容の一例として、タッチセンサーやコードの交換は一律500円、メカボックスの交換は1500円の修理費が掛かる。普通の遊び方をしていたにも拘らず購入から1年未満で故障してしまったプリモの場合は、無料で治療して貰える。後年に修理代は値上がりし、あくしゅセンサーとしっぽスイッチの修理は一ヶ所につき2200円、本体ユニットの交換はおうたプエルが3800円、ピースが2000円、ハートそだつよプエルが6750円を要した。 プリモプエルシリーズの長期化に伴い、部品の入手が困難となり治療する事が出来ないプリモが年々増加傾向にあった。2014年時点で全部品の修理が可能だったのはおうたプエル、プエラ、ピース、ハートそだつよプエルのみで、初代プエル、テディ、ハートたっぷりプエル、チョコル、コロネの修理は一部の部品のみを受け付け、コプエル、コロラ、コボル、ココプエルは既に治療の対象外だった。やがて、ピースの修理サービスが一部の部品のみに縮小された。2015年11月17日にチョコル、コロネの治療が不可能になり、2016年2月15日にはプエラが一部の部品のみの修理を受け付ける事になった。2018年6月30日を以て全プリモの修理サービスを終了とし、閉院した。
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