フランスの攻撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 15:22 UTC 版)
「ネセシティ砦の戦い」の記事における「フランスの攻撃」の解説
3日の午前11時までに、ヴィリエが、ネセシティ砦が見える場所まで近づいてきた。。この時、ヴァージニア民兵隊は泥の中で塹壕を掘っていた。見張りの兵がマスケット銃を発射したのち砦に退却した。フランス系カナダ人とインディアンたちの隊列が砦に向けて坂を下りて来た。しかし、ヴィリエは砦の位置を見間違っており、砦の左側の方へ前進した。ヴィリエは立ち止まって部隊を移動させ、ワシントンは攻撃準備を始めた。 ヴィリエは森林へと部隊を移した、そこから砦はマスケット銃の射程内だった。ワシントンはその場から敵軍をどける必要があることを知っており、全軍に向けて、平原を突っ切って攻撃するように命じた。ヴァージニア軍が来るのを見て、ヴィリエは、インディアンに率いられた兵たちに突撃を命令した。ワシントンは、後退せずに一斉射撃するよう命令を出した。マッケイのイギリス正規兵もワシントンに従い、2台のスウィヴェル砲にも助けられて、近づいてくるインディアンを数人死傷させた。しかし、ヴァージニア兵は、ワシントンや数で大いに勝るイギリス軍正規兵を残して砦へと逃走し、ワシントンも砦への退却を命じた。 ヴィリエは森林の中で軍を再編した。フランスとインディアンの連合軍は、森林の中の開拓地付近で向きを変え、ネセシティ砦に猛射を浴びせた。ワシントンも兵に命じて砲撃を返させたが、高さがあまりにも高く、死傷者は少数にとどまり、スウィヴェル砲はうまく行かなかったも同然だった。ヴァージニア軍にとってさらに悪いことに、午後になって大雨となり、火薬が湿ったために、砲撃を続けられなくなってしまった。
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