フランスの文学サロンとは? わかりやすく解説

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フランスの文学サロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 08:30 UTC 版)

サロン」の記事における「フランスの文学サロン」の解説

17世紀初めランブイエ侯爵夫人カトリーヌ・ド・ヴィヴォンヌサロンがはしりといわれるローマ駐在外交官の娘として生まれイタリア洗練された宮廷親しんだ後、フランス帰国した夫人にとって、アンリ4世宮廷は非常に粗野なものと感じられた。そこで自宅教養ある人々招き私的な集まり開いた。そこでは、文学者自作朗読したり、文学論演劇論交わされるなどした。これを真似たサロン開かれるようになり、モリエール喜劇滑稽な才女たち」Les Précieuses ridicules ではサロンでの気取った会話痛烈に皮肉られた。 その後も、フランスではヴェルサイユ宮殿などで、女主人中心にした文学サロン開かれたラ・ファイエット夫人ポンパドゥール夫人らのサロンなどが史上有名。ヴォルテールルソー啓蒙主義思想家たちもサロン出入していた。 女主人を囲む文学サロン伝統20世紀初め頃まで続きその様子はプルースト代表作失われた時を求めて」にも描写されている。

※この「フランスの文学サロン」の解説は、「サロン」の解説の一部です。
「フランスの文学サロン」を含む「サロン」の記事については、「サロン」の概要を参照ください。

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