フランスの支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 15:08 UTC 版)
「国家再編成プロセス」の記事における「フランスの支援」の解説
フランス人ジャーナリストマリー=モニク・ロバンはフランス外務省のアーカイヴで、アルジェリア戦争を戦った兵士達によって構成される「恒久的なフランスの軍事的任務」が設置されるという1959年のパリとブエノスアイレスとの合意が、アルゼンチン陸軍に陸軍参謀総長の事務所を開設したという原本資料を発見した。彼女はヴァレリー・ジスカール・デスタン政権がいかにアルゼンチンのビデラ軍事政権やチリのアウグスト・ピノチェト政権に協力していたかを示した。 緑の党の代理人ノエル・マメール、マルティーヌ・ビラール(Martine Billard)やイヴ・コッシェは2003年9月10日に議会の委員会の要求に応じて、エドゥアール・バラデュールが議長を務めるフランス国民議会の外交委員会で「1973年から1984年までのラテンアメリカでの軍事政権に対する支持というフランスの役割」について証言した。『ル・モンド』以外の新聞はこの要求について沈黙を保った。しかしながら、代理人ロラン・ブルム(Roland Blum)は委員会の告発にマリー=モニク・ロバンの話を聞く事を拒否し、2003年12月にロバンによって最悪な箇所として修正された12頁の報告書を出版した。ロバンによってフランス外務省で合意資料が発見されたにも拘わらず、合意は結ばれなかったと指摘された。 外務大臣ドミニク・ド・ビルパンは2004年2月にチリを訪問し、フランスと軍事政権との間で協力は一切無かったと主張した。
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