フランスとの戦間期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 07:26 UTC 版)
「インディアマン」の記事における「フランスとの戦間期」の解説
フランス革命戦争やナポレオン戦争の間、インディアマンはしばしば軍艦に似た塗装を行った。攻撃側は砲門が本物か塗装によって偽装された物なのか判断できず、またインディアマンの中には実際かなりの大きさの大砲を積んだ船もいた。イギリス海軍は何隻かのインディアマンを徴用し、4等艦に改造し(例えば上記のウェイマスやマドラスなど)、鹵獲のために商船を探し求める軍艦を混乱させ続けた。場合によってはインディアマンはフランスの攻撃を跳ね除けることすらあった。これらの中で最も有名な事件は、1804年のナポレオン戦争中にインド洋で発生したプロ・オーラの海戦(en)である。ナサニエル・ダンス代将指揮下のインディアマン16隻と他の商船10数隻の船団は、シャルル=アレクサンドル・レオン・デュラン・リノワ提督が率いる74門戦列艦1隻とフリゲート2隻、他小型艦2隻からなるフランスの襲撃戦隊を撃退した。
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