フランクフルト・アム・マイン市電P形
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「デュワグカー」の記事における「フランクフルト・アム・マイン市電P形」の解説
フランクフルト・アム・マイン市内を走るフランクフルト市電(ドイツ語版)には1955年から1957年までボギー車のデュワグカーが、翌1958年以降は連接車が導入され、それまでの主力であった二軸車の置き換えを進めていたが、最後に残った車両の置き換えおよび1968年に開通したフランクフルト地下鉄への乗り入れを視野に開発された連接車がP形である。他の連接車に比べて角ばった車体に変更された他、制御装置も直接制御方式から電子制御装置を用いた間接制御方式に改められた。 路面電車区間専用のP形に加え、同規格のフランクフルト地下鉄区間で用いられる高床ホームに対応した可動式ステップを搭載したPt形も製造され、P形についても1986年から翌1987年にかけて改造工事を請けPt形に編入された。一部車両はステップを常時張り出し地下鉄用車両との共通運転が可能となったPtb形へと改造された。新型車両導入により廃車が進む一方、2009年以降一部車両がトルコやポーランド各地の路面電車路線へ譲渡されている。 画像形式名製造年総数全長全高全幅自重最高速度出力歯車比定員軌間備考 P形 1972-1978 100編成 28,720mm 3,596mm 2.350mm(P)2,580mm(Ptb) 34.5t 80km/h 240kw ? 242人(着席62人) 1,435mm 3車体連接車
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