ファラ・スピーチとは? わかりやすく解説

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ファラ・スピーチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 23:34 UTC 版)

ファラ (犬)」の記事における「ファラ・スピーチ」の解説

1944年9月23日開催され全米トラック運転手組合との夕食会でのスピーチで、ルーズベルトワシントンD.C.1944年アメリカ合衆国大統領選挙戦を開始した30分間のこのスピーチ全米ラジオ放送された。ルーズベルトはこのスピーチアメリカ合衆国議会敵対する共和党非難し自身対す攻撃どのようなものかを語ったスピーチ後半で、ルーズベルトアリューシャン列島訪問したときにファラを島に置き去りにしてきて出立してしまったために、莫大な税金費やしてアメリカ海軍駆逐艦派遣してまでファラ迎えに行かせたという、共和党員からの批判について言及している。 共和党指導者たちは、私(ルーズベルト)、妻、子供たち対す攻撃だけに飽き足らないようだ。そう、全く満足していない。今や彼らは私の小さなファラにまで攻撃加えている。もちろん私に対す攻撃構わないし、私の家族対す攻撃甘受しよう。だが、ファラ別だファラスコットランド出身で、今でも生粋スコットランド気質持ち続けている。彼(ファラ)は、共和党議会どのような嘘をついているのかを知っている。私がアリューシャン列島に彼を置き去りにしてしまったために、200ドル300ドル、あるいは800ドル1200ドルもの税金費やして海軍駆逐艦派遣して彼を探しに行かせたなどというでっち上げを耳にしたときに、彼のスコットランド魂が激怒した。このとき以来彼の性格変わってしまった。私は自分対す悪意ある嘘には慣れている。だが、私のへの中傷に対して怒り異議を唱える権利持っている確信している。 共和党からの非難ジョークにしてしまうというアイディア出したのはオーソン・ウェルズだった:292293ウェルズはこの選挙戦通じてルーズベルトスピーチアイディア言い回しなどを時折伝えており、ウェルズが言うところの「ちょっとしたスピーチ」として使用されていた:374。それらの一つが、この「ファラ・スピーチ」だったのであるウェルズ即興で口にしたファラジョーク気に入ったルーズベルトが、スタッフ命じてこのファラ・スピーチに仕上げさせた。ファラ・スピーチが全国放送された後に、ルーズベルトウェルズに「どうだったタイミング良かったかい?」と訊いている:292293。 このスピーチの「聴衆大い盛り上がって笑いだし、(ルーズベルトに)声援送った」と歴史家ドリス・カーンズ・グッドウィン書いている。さらに「会場割れんばかりの笑いつつまれた。この笑いは、ラジオから流れスピーチリビングルームキッチン聴いていたアメリカ中の人々のもとにも大きく届いたファラ仕草はとても愛らしく、あるリポーターは「頑固な共和党員でさえも思わず笑みをこぼす」と言うほどだった」としている:548。

※この「ファラ・スピーチ」の解説は、「ファラ (犬)」の解説の一部です。
「ファラ・スピーチ」を含む「ファラ (犬)」の記事については、「ファラ (犬)」の概要を参照ください。

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