ファラ・グリフォン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 17:27 UTC 版)
「機動戦士Vガンダムの登場人物」の記事における「ファラ・グリフォン」の解説
(Fuala Glifon) 声 - 折笠愛 ラゲーン基地の司令官で階級は中佐。22歳。ギロチン執行人の家系出身で、自らもギロチンによる処刑を行っていた。常に鞭を持っている。スージィの死亡した姉は彼女に似ていたらしく、たまたま街で姉と間違えて寄ってきたスージィにパフェを買い与える優しい一面を見せている。また、その時にはウッソ達にも街から逃げるように警告するなど、子供を戦禍に巻き込むことを嫌がっていた節もある。 オイ・ニュングを捕え尋問後、無断でギロチンに掛けたことから宇宙漂流刑に処され、タシロに救出されたものの極度に性格が変容してしまった(刑はタシロが仕組んだもので、元から救出する予定だった)。復帰後は少佐に降格、タシロ直属の部下となり、全身に処刑人の家系であることを示す鈴を付けるようになった。復帰後は錯乱状態ともいえるほど終始エキセントリックであり、部下も平気で殺した。エンジェル・ハイロゥ攻防戦でウッソとの交戦中、援護に来たマーベットのお腹にオリファーの子供がいることを察知し、これに動揺したところをウッソに撃墜されてしまう。 主な搭乗機はリカール、ザンネック、ゲンガオゾ。 TVシリーズ本編中、明言こそされていないが、サイコミュ兵器搭載型MSを乗りこなす描写などからゲーム、書籍などでは強化人間として扱われることが多い。本編においても、ウッソとの一騎討ちの最中に彼がマリアの心の声を受けているのを見て「私の前で他の女に気を取られて」と言うなどの描写もあった。死の間際の描写から、死ぬ直前にいくらか正気を取り戻せたようである。ゲームによってはタシロの愛人となっているが、実際どうなのかは不明。小説版ではベッドシーンが登場する。アニメ本編ではタシロにいいようにさせる反面、錯乱しながらも死んだかつての部下メッチェのことを死の間際まで気にかけていた。 監督の富野は、「中世ヨーロッパの死刑執行人について、当時の社会的な立ち居様を調べる上で、作っていったキャラクター」と述べる。
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