ビジーフォー・スペシャルとは? わかりやすく解説

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ビジーフォー

(ビジーフォー・スペシャル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 02:59 UTC 版)

ビジーフォー
別名 ビジーフォー・スペシャル
出身地 日本
ジャンル コミックソング
活動期間 1978年 - 1984年
ビジーフォー・スペシャルとしての活動期間は不詳
メンバー グッチ裕三
モト冬樹
ウーロン茶
紅一点
エデン東
旧メンバー 島田与作 (元ザ・クーガーズ
ウガンダ・トラ
ロバよしお

ビジーフォー[1]は、1978年に結成されたコミックバンド

コミックソングものまね・アメリカナイズされたコントなどを得意とする。

概要

名称

ビジーフォー」の「フォー」は結成当時のメンバーの人数に由来する。

主にグッチ裕三モト冬樹コンビとしての活動が知られているが、元々は4人組バンドであり、「ビジーフォー・スペシャル」時代は4人以上在籍していた時期もある。

誕生から解散まで

デビュー当時は渡辺プロダクション(現・ワタナベエンターテインメント)に在籍していた[要出典]。前身は、1977年に結成の「いそがしバンド」である[2][3]名前のビジーはbusyから来ており、「仕事がたくさん来て忙しくなるように」という願いが込められている[2]。よって「ビージーフォー」は誤記である。

メンバーは、リーダーの島田与作(異名:イタッケ島田、ベース)、グッチ裕三(ボーカル)、モト冬樹(ギター)、ウガンダ(ウガンダ・トラドラム)の四人[4][5]。ウガンダがボーカルの時は、グッチがドラムを叩いていた[要出典]。なお、冬樹の実兄であるエド山口はビジーフォーには参加していない[6]

当時のネタとしては、歌謡曲やらオールディーズの替え歌で「ウガンダ=デブ、モト冬樹=ハゲ、島田与作=若作り」を歌に交えて、イジって笑いを取っていた[要出典]

メンバーの方向性の違いなどを理由に1984年頃解散し[7]、島田は芸能界を引退、ウガンダはピン芸人となる[8]

ビジーフォー・スペシャル

しばらくのブランクを経た後[いつ?]、島田とウガンダの抜けた後に新たにウーロン茶(ベース)、ロバよしお(ドラム)、そして紅一点(キーボード)の三人が加わり、ビジーフォー・スペシャルとして再スタート。

この頃から本格的にものまねを始め、1983年から出演のフジテレビの『ものまね王座決定戦』では裕三と冬樹のコンビで出演し、最多の5回の優勝を果たし、コロッケ清水アキラ栗田貫一と共に「ものまね四天王」として、ものまねブームの立役者となる。

夜も一生けんめい。日本テレビ)などの番組では、裕三と冬樹はレギュラーとして、その他の3人はバックバンドとして出演するなど、バンドとしても活躍した。

のちにロバよしおが辞めエデン東(ドラム)が加入し、マネージャー兼見習いメンバーとして北海龍が参加している。

分裂

1992年に裕三は「グッチ裕三とグッチーズ」を、冬樹を始めその他のメンバーは新メンバーを加えた「モト冬樹とナンナラーズ(結成当初はモト冬樹とフリーマーケット)」を結成した。以降、5人組バンドとしては実質休業状態にある。

ものまね王座決定戦」や「夜も一生けんめい。→THE夜もヒッパレ」など、裕三と冬樹のコンビで出演する番組では引き続きグループ名が表記されていたが、番組終了以降はテレビ出演しても個人名でしか表記されなくなった。

解散の真相

解散の理由は清水アキラの著書[どれ?]によれば「金の縺れ」であるという。『ものまね王座決定戦』では再三不仲ぶりがネタにされていた[要出典]

アゴ勇が2008年のウガンダ死去に関連した日刊ゲンダイによるインタビューの中で、メンバーの不仲を暗に語っている[9]。1980年代後半、当時のフジテレビ社屋の近くにあったウガンダの自宅にアゴは居候していた。ウガンダ宅は山田邦子ジャガー横田森公美子ブラザー・コーンなど数多くのタレントが出入りし、いわゆる溜まり場になっていたにもかかわらず、アゴはビジーフォーの面々を見かけなかったという。

冬樹は自身のブログでビジーフォーSP休止の理由について、絶頂期ではあったが今後の景気を予想すれば営業が激減することは明らかであり、また新しいネタも作れていない状況であったため「このままではなにもかもダメになる」と考え「リセットしようと決断し」「裕三も最終的には解ってくれた」と回顧している[10]。一方で冬樹自身かつて番組で「裕三と仲が悪くなって解散するというどっきりをやってそれがのちに本当になってシャレにならなくなった」と述べたことがある[要出典]

2011年12月31日放送のフジテレビの『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』にて久々に復活した。

メンバー

ビジーフォー

  • 島田与作/イタッケ島田(ベース)
    1947年生。リーダー。元・GSグループ「ザ・クーガーズ」メンバー。現在は音楽会社経営。
  • グッチ裕三(ボーカル)
    初期は高田〝グッチ〟裕三名義。
  • モト冬樹(ギター)
    初期は武東〝スリム〟冬樹→武藤〝モト〟冬樹名義。
  • ウガンダ(ドラムス)
    ウガンダ・トラの頁を参照。

ビジーフォー・スペシャル

  • グッチ裕三(ボーカル)
  • モト冬樹(ギター)
  • ウーロン茶(ベース)
    1956年生。本名:佐藤知己。解散後は「モト冬樹とナンナラーズ」メンバー。現在は有限会社「チャイメイツ」経営。
  • 紅一点(キーボード)
    本名:松川美子。メンバーからは本名の「よしこ」と呼ばれる。エド山口夫人の井上望がアイドル歌手だった頃にコーラスを担当していた。解散後は「モト冬樹とナンナラーズ」メンバー。
  • ロバよしお(ドラムス)
    初代ドラマー。途中で脱退。
  • エデン東(ドラムス)
    二代目ドラマー。解散後は「モト冬樹とナンナラーズ」メンバー。
  • 北海龍
    1962年生。本当はマネージャーだがメンバーとともに出演。元押尾川部屋力士。

シングル

ものまねレパートリー

出演番組

※現在は全て放送終了

CM

脚注

  1. ^ ビージーフォーは誤り。
  2. ^ a b モト冬樹 (2017年2月13日). “いそがしバンド誕生”. 2022年5月8日閲覧。
  3. ^ モト冬樹 (2021年6月21日). “いそがしバンドからビジーフォーSPまで秘蔵写真公開”. 2022年5月8日閲覧。
  4. ^ イジリー岡田『イジリー岡田のニッポンのアイドル』2016
  5. ^ モト冬樹プロフィール|株式会社ニート http://www.neat-inc.jp/motofuyuki.html
  6. ^ 山口は、ビジーフォーとは別のバンド「エド山口&東京ベンチャーズ」のメンバーで、リーダーを務めた。
  7. ^ モト冬樹 (2017年2月28日). “ビジーフォー解散”. 2022年5月8日閲覧。
  8. ^ 芋洗坂係長 ウガンダ・トラを偲ぶ「カレーの忌」の様子を報告”. Ameba News (2017年6月3日). 2022年5月8日閲覧。
  9. ^ “「ウガちゃんは悩みの多い芸能人の駆け込み寺でした」”. 日刊ゲンダイ. (2008年6月7日). オリジナルの2008年6月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080608083412/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080607-00000002-gen-ent 2013年1月11日閲覧。 
  10. ^ “ビジーフォーSP 休止”. (2017年3月7日). https://ameblo.jp/moto-fuyuki/entry-12254246625.html 2022年5月8日閲覧。 
  11. ^ 「今月の広告批評」『広告批評』第144号、マドラ出版、1991年11月1日、91頁、NDLJP:1853110/47 

関連項目


ビジーフォー・スペシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 09:39 UTC 版)

ビジーフォー」の記事における「ビジーフォー・スペシャル」の解説

しばらくのブランク経た後[いつ?]、島田ウガンダ抜けた跡に新たにウーロン茶ベース)、ロバよしお(ドラム)、そして紅一点キーボード)の三人加わり、ビジーフォー・スペシャルとして再スタートこの頃から本格的にものまね始め1983年から出演フジテレビの『ものまね王座決定戦』では裕三と冬コンビで出演し、最多の5回の優勝果たしコロッケ清水アキラ栗田貫一と共にものまね四天王」として、ものまねブーム立役者となる。 夜も一生けんめい。日本テレビ)などの番組では、裕三と冬レギュラーとして、その他の3人はバックバンドとして出演するなど、バンドとして活躍した。 のちにロバよしおが辞めエデン東(ドラム)が加入しマネージャー兼見習いメンバーとして北海龍が参加している。

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