姫華ステラ【ヒメカステラ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9176号 |
登録年月日 | 2001年 7月 27日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 姫華ステラ よみ:ヒメカステラ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「コネチカットキング」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配して育成されたものであり、花は中輪の鮮黄色で中肋部が鮮橙色のスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は75~99㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部の色は淡緑、中部の色は淡褐、下部の色は褐、毛じはやや有、節間長は茎の中央部は10~19㎜、止葉下は40~59㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は狭披針形、ねじれは無、葉幅は10~19㎜、葉長は6~8㎝、光沢は無、数は中、着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅡ型、花の向きは15゜未満、花房の形状は総状花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は120~149㎜、内花被の幅は30~39㎜、長さは6~8㎝、外花被の幅は20~29㎜、長さは6~8㎝である。花色は花弁の基部は浅緑黄(JHS カラーチャート2703)、地色は鮮黄(同2507)、中肋部は鮮橙(同1605)、縁部は鮮黄(同2507)、裏面は明黄(同2506)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は1~9、つぼみの色は明黄(同2506)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅣ型、内花被先端の形状はⅦ型、反転の程度及び外花被先端の形状はⅥ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は黄、花粉の色は黄褐、第1花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さは中、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30~59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。「コネチカットキング」と比較して、内花被及び外花被の斑点が有ること、つぼみの色が明黄であること等で、「ノーヴェチェント」と比較して、茎上部の色が淡緑であること、内花被の幅が狭いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和63年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「コネチカットキング」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、平成8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「富ゆり8号」であった。 |
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