パール・アンド・ハーミーズ環礁とは? わかりやすく解説

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パールアンドハーミーズ‐かんしょう〔‐クワンセウ〕【パールアンドハーミーズ環礁】

読み方:ぱーるあんどはーみーずかんしょう

Pearl and Hermes Atoll米国ハワイ州北西ハワイ諸島北部にある環礁。名称は、英国捕鯨船パール号ハーミーズ号が座礁した地であることに由来するサンゴ礁囲まれ、砂でできた小島点在する2010年、同環礁を含む北西ハワイ諸島全域が「パパハナウモクアケア」の名称で世界遺産複合遺産)に登録された。


パールアンドハーミーズ環礁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 04:35 UTC 版)

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パールアンドハーミーズ環礁の空中写真

パール・アンド・ハーミーズ環礁(パール・アンド・ハーミーズかんしょう、Pearl and Hermes Atoll、ハワイ名:Holoikauaua)は、北西ハワイ諸島の北部に位置する環礁である。1822年イギリス捕鯨船パール号とハーミーズ号の2隻が難破したことから、この名前が付いた。

でできたがいくつかあり、その外側には大規模な珊瑚礁が発達している。島の面積はすべて合計すると359,975m2である。

1927年にウィリアム・グレイグ・アンダーソンがマグロ漁業の際にこの近辺で真珠棚を発見し、これをきっかけに環礁での事業活動が開始された。真珠採取事業は2、3年しか続かなかった。その後、ハワイ政府はこの地を禁猟区としすべての事業活動を禁じた。

2006年6月、ブッシュ大統領は環礁を含む北西ハワイ諸島を「北西ハワイ諸島ナショナル・モニュメント」に制定した。

構成する島々

  • North Island
  • North Little Island
  • Southeast Island
  • Bird Island
  • Grass Island
  • Seal-Kittery Island

龍睡丸の漂流

1899年(明治32年)5月20日、日本の帆船龍睡丸が時化に遭い、パールアンドハーミーズ環礁で座礁・難破した。乗組員16名は近くの無人島に上陸し、3カ月以上生活した後、全員生還した。この話は後に、大道寺謙吉『龍睡丸漂流記』(明治36年刊)や、須川邦彦『無人島に生きる十六人』(少年誌少年倶楽部昭和16年昭和17年連載、昭和18年単行本化)に描かれた。生還者が語った島の形状からこの島はSoutheast Islandと推測される。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯27度48分 西経175度51分 / 北緯27.800度 西経175.850度 / 27.800; -175.850




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