パークチョン駅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > パークチョン駅の意味・解説 

パークチョン駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 06:04 UTC 版)

パークチョン駅
パークチョン駅(2023年2月3日)
左側が増設された待合室
ปากช่อง
Pak Chong
バンダイマー (6.29 km)
(7.96 km) サップムアン
所在地 タイ王国
ナコーンラーチャシーマー県
パークチョン郡
駅番号 2093
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 一等駅
所属路線 東北本線
キロ程 179.93 km(クルンテープ駅起点)
電報略号 ปช.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1899年5月25日
テンプレートを表示

パークチョン駅(パークチョンえき、タイ語:สถานีรถไฟปากช่อง)は、タイ王国東北部ナコーンラーチャシーマー県パークチョン郡にある、タイ国有鉄道東北線である。

概要

パークチョン駅は、世界遺産に登録されているドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯の最寄駅であり、タイ王国東北部ナコーンラーチャシーマー県の人口19万人が暮らすパークチョン郡にある。町の中心部に位置する為、利便性が良い。駅の正面側(東側)が、市街地である。コラート台地の西端部の高原地帯に位置し、近隣のカオヤイ国立公園付近や、ラムターコン湖周辺が避暑地として開発されていることから、バンコク首都圏からの避暑観光客の利用も多い。 クルンテープ駅(バンコク)から179.93 km 地点に位置し、特急列車利用で3時間15程度である。一等駅であり1日に28本(14往復)の列車が発着しその内訳は、特急1往復、急行6往復、快速5往復、普通2往復であり特急列車を含む全列車が停車する。又当駅近辺にセメント工場があり、これを輸送する為の貨物列車も頻繁に往来している。

歴史

タイ最初の官営鉄道であるクルンテープ駅-アユタヤ駅間が1897年3月26日に開業した[1]。その後ナコンラチャシーマに向け路線を延長し、1899年5月25日に当駅が開業した。開業後1年半程は終着駅であったが、1900年12月21日ナコンラチャシーマ駅まで延伸開業された事により中間駅となった[2]

  • 1897年3月26日 【開業】クルンテープ駅 - アユタヤ駅 (71.08 km)
  • 1897年5月1日 【開業】アユタヤ駅 - ケンコーイ駅 (54.02 km)
  • 1898年3月3日 【開業】ケンコーイ駅 - ムワックレック駅 (27.20 km)
  • 1899年5月25日 【開業】ムワックレック駅 - パークチョン駅 (27.63 km)
  • 1900年12月21日 【開業】パークチョン駅 - ナコンラチャシーマ駅 (83.72 km)

駅構造

待合室(正面側)
跨線橋から見た各ホーム

島式ホーム2面2線をもつ地上駅である。東北本線改良工事に合わせホームが高床化され、またバンコク寄りには待合室が増設された。待合室とホームは跨線橋で結ばれている。

駅周辺

国道2号線まで200 m程であり、国道沿いにバスターミナルショッピングセンター等がある。

  • パークチョンバスターミナル(400 m)

脚注

  1. ^ 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.25
  2. ^ 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.229

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パークチョン駅」の関連用語

パークチョン駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パークチョン駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパークチョン駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS