パフォーマンスと映像作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 02:50 UTC 版)
「ジョン・バルデッサリ」の記事における「パフォーマンスと映像作品」の解説
Unrealised Proposal for Cadavre Pieceはアンドレア・マンテーニャの『死せるキリスト』に似せ、空調調節がされた展示棚の中に観客側に足の裏を向けて横たわる男性の死体を設置し、覗き穴から観客が中を見られるようにしようとした1970年の構想である。 サーペンタイン・ギャラリー共同ディレクターのハンス=ウルリッヒ・オブリストとMoMA PS1(en:MoMA PS1)キュレーターのクラウス・ビーゼンバッハ(en:Klaus Biesenbach)は2011年に初めてバルデッサリのこのアイデアを実現しようと試みたが失敗に終わり、マンチェスター・インターナショナル・フェスティバルでの展示 "11 Rooms"においては男性の死体の入手を試みた経緯についての書類が展示された。 Police Drawing (1971)は Police Drawing Projectというパフォーマンスのドキュメントフィルムである。この作品においてバルデッサリは、彼の事を見た事がない生徒のクラスに行き、ビデオカメラを設置して教室を去った。その後似顔絵捜査官が教室が入り、生徒の証言によってバルデッサリの容姿のスケッチを描いた。 I Am Making Art (1971)ではカメラに向かって立ち、約20分にわたり思いついた様々なポーズをとり、新しいポーズをとるたびに「I am making art.(私はアートを作っている)」と述べている。 1972年にはソル・ルウィットに敬意を表し、ルウィットが1967年に書いたコンセプチュアル・アートに関するの35のセンテンスをポピュラー音楽風のメロディに乗せて歌っている。 同年に制作された映像作品としてはTeaching a Plant the Alphabet (1972)やInventory (1972)がある。Six Colourful Inside Jobs (1977)は展示期間中、作家の指示により毎日部屋の色が塗り替えられるプロジェクト。この作品は2013年に Thirteen Colorful Inside Jobs (2013)として展示された。
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