バナール球とは? わかりやすく解説

バナール球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/26 14:33 UTC 版)

バナール球の外観
バナール球の内部

バナール球(バナールきゅう、: Bernal sphere)は、スペースコロニーについての初期構想のひとつ。

フランス語読みで「ベルナール球」と表記されることがある[1]

1929年イギリスの物理学者ジョン・デスモンド・バナールの著書『宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について』の中で提唱した案に基づいて名付けられた。

長期間の宇宙滞在を目的として提案されているモデルのひとつ。直径1.6kmの中空の球で空気が満たされ、2万から3万人が居住できる。

島1号

1975年から1976年までスタンフォード大学で行われた、将来のスペースコロニーの設計に関する一連の研究で、ジェラード・K・オニールはバナール球を改良した島1号 (Island One) を提案した。

これは、地球と同程度の人工重力を生み出すために直径500mで分速1.9回転する球体モデルであり、気圧維持に適して放射線遮蔽効率が良い[2]

最大10万人の人々を養うことができ、"Crystal Palace"では農業ができる。日光は極付近の鏡で窓を通して内部に導かれ、内部の景色は湾曲した巨大な谷となる。

島2号

オニールは、より大型のスペースコロニーとして島2号を提案した。

直径1800mで赤道部分の外周は6.5kmとなり、14万人が十分な居住地を持てる。これは、住人間で効率的な輸送を行うには十分小さく、工業基盤となるには十分大きいサイズである[3]

バナール球が登場する作品

出典

  1. ^ “ガンダムに出てくるスペースコロニーのもとになったデザインいろいろ”. GIGAZINE (OSA). (2012年4月26日). https://gigazine.net/news/20120426-space-colony/ 2024年8月26日閲覧。 
  2. ^ O'Neill, Gerard K., The High Frontier, third edition. Apogee Books, 2000.
  3. ^ ibid. pp 93

参考文献

  • J・D・バナール 著、鎮目恭夫 訳『宇宙・肉体・悪魔 理性的精神の敵について』みすず書房、1972年(原著1929年)。 

関連項目

外部リンク


バナール球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:29 UTC 版)

スペースコロニー」の記事における「バナール球」の解説

詳細は「バナール球」を参照 バナール球は、1929年ジョン・デスモンド・バナール提案したデザイン原案では、直径16kmの球殻に2万~3万人人口想定していた。後にスタンフォード大学にて再設計され、直径500m1万人の人口で、1.9rpmで回転して赤道部分地球同等重力を持つ構造のものが提唱されるようになった。この設計案では、太陽光外部設置された鏡にて反射され付近大きな窓から取り込まれる。この再設計したものは、オニール著書ハイ・フロンティアにて島1号 (Island One) と呼ばれている。また、直径1.8km、人口14万人拡大したものは島2号 (Island Two) と呼ばれている。 バナール球(外観) バナール球(内部見え構図別バージョンのバナール球

※この「バナール球」の解説は、「スペースコロニー」の解説の一部です。
「バナール球」を含む「スペースコロニー」の記事については、「スペースコロニー」の概要を参照ください。

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