ハニーローザ【ハニーローザ】(果樹)
登録番号 | 第5136号 | |
登録年月日 | 1996年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | すもも | |
登録品種の名称及びその読み | ハニーローザ よみ:ハニーローザ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田雅夫 京谷英壽 西田光夫 山口正己 中村ゆり 西村幸一 小園照雄 土師岳 三宅正則 福田博之 木原武士 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ホワイトプラム」の自然交雑実生から選抜,育成された品種で,果実の外観が円,果実の大きさがやや小,果皮が黄紅色,果肉が黄色の育成地(茨城県新治郡千代田町)において7月上旬に成熟する早生種である。 樹姿は直立,樹勢はやや強である。枝梢の太さは細,節間長はやや長,成葉葉身の形は楕円,先端の形は漸鋭尖,基部の形は鈍,大きさは小,色は濃緑,蜜腺の形は球腎である。花形は一重,大きさは中,花弁の形は円,色は白,がく筒の形は鐘,がくの色は緑~淡紅である。果実の外観は円,果頂部の形は凸,空洞はかなり小,梗あの深さは浅,広さは狭,赤道部及び果頂部の縫合線の深さは浅である。果実の大きさはやや小(50g程度),果皮の地色は緑黄,着色は黄紅,濃さはやや淡,形はぼかし,果粉の多少は少である。切った直後の果肉の色は黄,硬さはやや軟,果肉繊維の多少は少,果肉の粗密及び果汁の多少は中,甘味は多,酸味は少,渋味及び苦味は無である。核の形は楕円,大きさは小,核と果肉の粘離は粘,色は黄褐~褐,核面の粗滑はやや滑である。開花期及び成熟期は早で,育成地においては7月上旬である。生理落果の多少及び裂果は少である。 「大石早生すもも」と比較して,葉身基部の形が鈍であること,甘味が多いこと,酸味が少ないこと等で,「メスレー」と比較して,果皮の着色が黄紅であること,切った直後の果肉の色が黄であること等で,「ホワイトプラム」と比較して,果皮の着色が黄紅であること,甘味が多いこと,酸味が少ないこと等で,「ホワイトクィーン」と比較して,果実の大きさが小さいこと,酸味が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和47年に園芸試験場(現果樹試験場,神奈川県平塚市)において,「ホワイトプラム」の自然交雑実生を育成し,49年以降果樹試験場千代田試験地(茨城県新治郡千代田町)において,選抜され,58年「スモモ筑波1号」の系統名を付けて,系統適応性検定試験を行って育成を完了したもので,平成6年度農林水産省育成農作物新品種になった。 |
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