ハチャトゥリアン

デジタル大辞泉

ハチャトリアン【Aram Il'ich Khachaturyan】

読み方：はちゃとりあん

［1903〜1978］アルメニアの作曲家。故郷の民族音楽を素材としたリズム感のある作品で有名。作品に、バレー音楽「ガイーヌ」など。

ピティナ・ピアノ作曲家事典

ハチャトゥリアン

【英】：Khachaturyan, Aram Il'ich

[ロシア]  1903～1978

2007年10月 執筆者： 樋口　愛

グルシア生まれのアルメニア人。幼少の頃から、カフカサス地方の民族音楽を聴き育つ。1925年にグネーシン音楽学校に入学。そこで作曲家としての才能を認められる。1929年にモスクワ音楽院でミャスコフスキイに師事。1942年にバレエ《ガネヤー（剣の舞）》では彼の音楽性である、大胆で強烈なリズムを発揮し、クラシックの分野では収まらないポピュラー的な曲となった。1944年にソ連邦アルメニア国歌を作曲し、チェコスロバキア国際映画祭個人賞を受賞。1948年「反民主的形式主義的な傾向」を持つと批判され、「古典的・人民的傾向をもったリアリスティックな作品を書くように」と要求された。そのため、数年間、スターリンや党を礼賛するオラトリオ、カンタータなどを作曲している。器楽曲の作品に自身の創造性を入れることは難しかったようだ。1949年に《レーニンの思い出に寄せる葬送的な賛歌》を編曲。
スターリン死去後1958年から彼は名誉を挽回し、積極的に作曲に取り組む。

ピアノ独奏曲

作曲年代順  [ピアノ独奏曲]

トッカータ／Toccata 1932[4'0"]

子供のアルバム　第1集｢少年時代の画集｣／Children's Album I 1926-47

子供のアルバム　第2集「少年時代の響き」／Children's Album II 1928-64

2つの小品／2 Pieces 1926

詩曲／poeme 1927

子供のための3つの小品／Three children's pieces 1954

ソナティナ／Sonatina 1958

ピアノ・ソナタ／Sonata for piano 1961[21'0"]

他の作曲家による編曲作品  [ピアノ独奏曲]

剣の舞　（赤松林太郎編）／Sabeltanz (arr. by R.Akamatsu)

ピアノ合奏曲

ピアノ合奏曲  [ピアノ合奏曲]

2台のピアノのための組曲／Suite for 2 pianos 1944

トランスクリプション  [ピアノ合奏曲]

仮面舞踏会より「ワルツ」　（連弾編）／Waltz from Masquerade

管弦楽とピアノ

協奏曲  [管弦楽とピアノ]

ピアノ協奏曲　変ニ長調／Concerto for piano and orchestra in D major 1936[35'0"]

管弦楽とピアノの作品  [管弦楽とピアノ]

ピアノと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ／Concert Rhapsody for Piano and Orchestra [24'30"]

外国人名読み方字典

ハチャトゥリアン

名前 Khachaturyan

ウィキペディア

ハチャトゥリアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/24 06:18 UTC 版)

ハチャトゥリアンもしくはハチャトリアン（ԽաչատրյանまたはԽաչատուրյան）は、アルメニア語の姓である。

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「ハチャトゥリアン」の例文・使い方・用例・文例

• 浅田選手は，昨季のフリーで演じたように，ハチャトゥリアンの組曲｢仮面舞踏会｣に合わせて今季のショートプログラムを滑る。