ハイノキとは? わかりやすく解説

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はい‐の‐き〔はひ‐〕【灰の木】

読み方:はいのき

ハイノキ科常緑高木山地自生細長い楕円形5月ごろ、白い花総状につけ、花びら五つ裂けている。実は熟す黒紫色になり、狭卵形から良質灰汁(あく)ができ、媒染染料染色使用。とちしば。そめしば。


灰の木

読み方:ハイノキ(hainoki)

イスノキ別称
マンサク科常緑高木

学名 Distylium racemosum


灰の木

読み方:ハイノキ(hainoki)

サワフタギ別称
ハイノキ科落葉低木

学名 Symplocos chinensis var.leucocarpa


灰の木

読み方:ハイノキ(hainoki)

ハイノキ科常緑小高

学名 Symplocos myrtacea


灰の木

読み方:ハイノキ(hainoki)

クロバイ別称
ハイノキ科常緑高木

学名 Symplocos prunifolia


灰木

読み方:ハイノキ(hainoki)

所在 静岡県浜松市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ハイノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/28 21:58 UTC 版)

ハイノキ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: カキノキ目 Ebenales
: ハイノキ科 Symplocaceae
: ハイノキ属 Symplocos
: ハイノキ S. myrtacea
学名
Symplocos myrtacea Siebold et Zucc. (1846)[1]
和名
ハイノキ(灰の木)、
イノコシバ[1]

ハイノキ(灰の木[2]学名: Symplocos myrtacea)はハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木。別名イノコシバ[1][3]

名称

和名「ハイノキ」の由来は、この樹木の木灰が、近縁のクロバイ同様、染色の媒染剤として利用されたことから「灰の木」の名がある[3][2][4]。九州ではイノコシバ(猪の子柴)と呼ばれた。狩りで獲た猪を縛るのに、この木の丈夫な枝を用いたためという[5]

特徴

日本の本州近畿地方以西)、四国九州に分布する[3][2]。南限は屋久島。暖地の山地に生える[3][2]

常緑広葉樹低木から高木で、高さは12メートル (m) ほどになる[3][2]樹皮は暗視褐色[2]互生し、長さ4 - 7センチメートル (cm) の狭卵形から長楕円形[2]葉身には光沢があり、短い葉柄がついて、葉縁には浅い鋸歯がある[3][2]

花期は4 - 5月[3][2]。前年枝の葉腋から総状花序を出して、小さな白いをたくさん咲かせる[3][2]。1つの花序には花が3 - 6個つく[3]花冠は5深裂し、直径は12ミリメートル (mm) ほどある[2]雄蕊は多数で花冠の外に突き出している[2]雌蕊は1個[2]。果期は10 - 11月[2]果実は長さ6 - 8 mmの狭卵形で、秋に黒紫色に熟す[3][2]

脚注

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Symplocos myrtacea Siebold et Zucc. ハイノキ(標準)” (日本語). BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 西田尚道監修 学習研究社編 2009, p. 74.
  3. ^ a b c d e f g h i j 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 195.
  4. ^ 永益英敏「ハイノキ科」(『週刊朝日百科植物の世界』62、1995年6月25日発行、朝日新聞社)、6の34頁。
  5. ^ 永益英敏「ハイノキ科」(『週刊朝日百科植物の世界』62、1995年6月25日発行、朝日新聞社)、6の35頁。

参考文献

関連項目


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