ノースカロライナ研究キャンパス
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「カナポリス (ノースカロライナ州)」の記事における「ノースカロライナ研究キャンパス」の解説
ノースカロライナ研究キャンパスは敷地面積350エーカー (140 ha) の研究施設である。企業、大学、医療機関が、食品、栄養、バイオテクノロジーの研究に特化することで、医学、栄養学、農学の交わる分野で官民共同の事業を創設した。参画者としては、アパラチアン州立大学(ノースカロライナ州)、デイビッド・H・マードック研究所、ドール栄養学研究実験室、デューク大学マードック研究所、ジェネラル・ミルズ、JCメド、モンサント、ノースカロライナ州立農業工業大学、ノースカロライナ中央大学、ノースカロライナ州立大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校、同シャーロット校、同グリーンズボロ校である。 不動産会社キャッスル & クックの所有者で、ドール・フード・カンパニーの元CEOであるデイビッド・H・マードックと、16のキャンパスがあるノースカロライナ大学システムの総長であるモリー・コーベット・ブロードが、2005年9月12日に、この研究キャンパスの計画を公開した。これは元キャノン・ミルズの工場があった敷地とカナポリス中心街全体に跨る経済再活性化プロジェクトである。 その後の数年間で、キャッスル & クックがノースカロライナ大学総務部と、ノースカロライナ州立大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校など幾つかのノースカロライナ大学システムの大学との協業でノースカロライナ研究キャンパスを開発してきた。2008年、ノースカロライナ州立大学、ノースカロライナ大学チャペルヒル校、同シャーロット校、同グリーンズボロ校、ノースカロライナ州立農業工業大学、およびアパラチアン州立大学の教授陣が、チャペルヒル校の運営する栄養学研究所、州立大学の運営する人間健康研究プラントの建物に移転した。これら建物はキャッスル & クックが所有し、購入選択権付き賃貸契約に基づきノースカロライナ大学システムに空間を賃貸する仕組みを採っている。 ノースカロライナ研究キャンパスでの研究と教育活動の資金は、連邦政府と民間研究助成金および寄付によるものが個々の実験室を支援し、ノースカロライナ州予算によるものが一般管理費と教員、スタッフの給与を賄っている。州議会の予算はノースカロライナ研究キャンパスでの運営を支持するためにそれぞれの大学に配分される。 非営利研究機関であるデイビッド・H・マードック研究所が中核研究施設を運営しており、ゲノム配列決定、メタボロミクス(代謝学)分析などの研究を行っている。
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