ノーサップを取り扱った作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 15:23 UTC 版)
「ソロモン・ノーサップ」の記事における「ノーサップを取り扱った作品」の解説
元アメリカ合衆国桂冠詩人(英語版)で、ピューリッツァー賞も受賞した詩人のリタ・ダヴ(英語版)は、ノーサップに関する詩 "The Abduction" を最初の詩集 "The Yellow House on the Corner"(1980年)に収録している。 1984年には、ノーサップの回想記が翻案され、PBSでゴードン・パークス監督・エイヴリー・ブルックス主演のテレビ映画 "Solomon Northup's Odyssey" (en) として映像化された。 2008年、作曲家でサックス奏者のT・K・ブルー(英語版)はニューヨーク州芸術評議会(英語版)からの委託を受け、ノーサップの人生に触発された音楽 "Follow the North Star" を収録している。 2010年のテレビ・ミニシリーズ『アメリカ: ザ・ストーリー・オブ・アス(英語版)』のエピソード "Division" ではノーサップの奴隷オークションが取り上げられ、彼の回想記に収録されているエリザという女奴隷が子どもと引き離された場面が特集された。 2013年の映画『それでも夜は明ける』(原題:12 Years a Slave)は、彼の回想記を元にジョン・リドリー脚本、スティーヴ・マックイーン監督で製作された。キウェテル・イジョフォーがノーサップを演じ、本人はアカデミー主演男優賞にもノミネートされた。作品は第86回アカデミー賞でイジョフォーの主演男優賞を含め9部門にノミネートされ、最終的にアカデミー作品賞・アカデミー脚色賞(リドリー)・アカデミー助演女優賞(ルピタ・ニョンゴ、パッツィ役)の3部門を獲得し、黒人監督による映画に対する初の作品賞となった。 2015年にリリースされたプロフェッサーA.L.I.(英: Professor A.L.I.)の曲 "Diasporal Histories" では、奴隷だったノーサップやヘンリー・ボックス・ブラウン(英語版)、フレデリック・ダグラス、ハリエット・タブマンの話を織り交ぜ、さらに凍り付いた川を渡って逃げてきた架空の逃亡奴隷エリザにまつわる話が挿入されて歌詞になっている。歌詞中で、ノーサップは「ソロモンのように毒を飲まされ、口の上手い奴に盗まれた」(英: "Like Solomon fed toxins, stole by conmen.")として登場する。
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