ノマディック美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/10 21:34 UTC 版)
ノマディック美術館(ノマディックびじゅつかん、The Nomadic Museum)は、グレゴリー・コルベールの写真・映像作品展“Ashes and Snow”のために造られた移動式建造物。インスタレーション。名前のノマディックは遊牧を意味し、建築の規模や形状などは移設場所によって少しずつ異なる[1][2]。
- ^ a b “Nomadic Museum Shigeru Ban Architects” (日本語). World-Architects. 2022年9月3日閲覧。
- ^ a b c 坂茂. “作品づくりと社会貢献の両立をめざして”. 私の建築手法. 東西アスファルト事業協同組合. 2022年9月3日閲覧。
- ^ a b c d “ノマディック美術館 グレゴリー・コルベール作品展”. 実績紹介. TSP太陽株式会社. 2022年9月3日閲覧。
- 1 ノマディック美術館とは
- 2 ノマディック美術館の概要
- 3 ギャラリー
ノマディック美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 04:06 UTC 版)
「Ashes and Snow」の記事における「ノマディック美術館」の解説
グレゴリー・コルベールは、維持可能な巡回美術館というコンセプトを1999年に発想した。作品展の開かれる場所で簡単に組み立てられて、再使用もできる建物、世界を旅するインスタレーションに建築芸術の側面をもたらす建物を創るのが、その目標だった。 ヴェネツィアのアルセナーレからインスピレーションを得たノマディック美術館は、2005年にニューヨークでデビュー。この初代ノマディック美術館は、貨物用コンテナを格子状に積み重ねて外壁と内壁を造ったものだった。この美術館は、2006年のロサンゼルス、2007年の東京エキシビションでも使われ、回を追うごとに進化していった。 最新バージョンのノマディック美術館は、メキシコシティのソカロに造られた。コロンビア出身の建築家、シモン・ベレス(英語: Simón Vélez)とグレゴリー・コルベールのコラボレーションで完成したこの建物は、中南米に群生するグアドゥア竹(英語版)を主な構造建材に用い、環境への配慮と革新的な建築アプローチを実践。5,130平方メートルのソカロ・ノマディック美術館は、竹で造られた史上最大の建物となった。 Ashes and Snowのあらゆる要素と同様、ノマディック美術館も、巡回するごとに再設計され、新しい目的地に合わせて変更されていく。 ノマディック美術館のAshes and Snowは、2009年のブラジルでの開催が決まっている。その後も、ヨーロッパ、アジア、中近東の各地を巡っていく予定だ。
※この「ノマディック美術館」の解説は、「Ashes and Snow」の解説の一部です。
「ノマディック美術館」を含む「Ashes and Snow」の記事については、「Ashes and Snow」の概要を参照ください。
- ノマディック美術館のページへのリンク