ナビゲーション用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 01:54 UTC 版)
ナビゲーション(航法)などナビゲーター(航海士)を目的地に誘導するために使用される灯台をはじめ、現代では航空で使用される無線標識やレーダーリフレクター、音波、光のほかに色彩、模様などの視覚信号などがある。日本の法令にもとづく無線標識は「無線標識局」と呼ぶ。 航空船舶 航空船舶で使用された電波灯台(送信所): アルファ航法 オメガ航法 LORAN 航空 無指向性無線標識(NDB)- 航空機を誘導する無線標識。 超短波全方向式無線標識(VOR)- 航空機を誘導する無線標識。 距離測定装置(DME)- DMEから航空機までの距離を測定する無線標識。 戦術航法装置(TACAN)- VORとDMEの機能を合わせた軍事用無線標識。同様の民間向けの標識はVOR/DMEと呼ばれ、TACAN局とVOR局を併設し距離測定にTACAN、方位測定にVORを使用する局はVORTACと呼ばれる。なおTACANが併用できない理由は軍民で使用する周波数の違いなどによるため。 計器着陸装置に使用されるマーカービーコン 船舶 船舶用の航路標識: デッカ航法 無線方位信号所 - 付近の船舶に方位や位置を伝え、その航行を補助する電波標識。 自動船舶識別装置(AIS)- VHF帯を使用した相互通信機器。人工衛星を介した通信も行われ緊急時にも使用される。 ドリフトネットブイ無線ビーコン - 漁業などで使用され漁網や仕掛けの位置を知らせる。底引き網などに使用されるネットゾンデなどもある。 霧信号所 - 濃霧時に一定間隔で発せられる警笛(音)で固定位置情報を船舶に知らせる。
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