デッカ航法とは? わかりやすく解説

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デッカ‐こうほう〔‐カウハフ〕【デッカ航法】

読み方:でっかこうほう

電波航法の一。二つの局から送られてくる電波位相差測定し、その軌跡から双曲線得て船の位置求め航法英国デッカDecca)社が開発し第二次大戦中ノルマンディー上陸作戦初め使用


デッカ航法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/02 02:17 UTC 版)

Decca Navigator Mk 12(1962年頃)のディスプレイパネル。

デッカ航法(デッカこうほう、: Decca Navigator System)は地上系の電波航法システムの一つ。1944年にイギリスデッカ・レコード社が開発したもので[1]、アンテナ、送受信機、電源で構成される装置を3地点に設置して、それぞれから電波を発信することで、洋上の艦艇が自艇の現在位置を把握できるシステム[1]

主に船舶で利用されており[2]、使用周波数は70 - 130kHz[2]ロランと同じく地上系の電波航法システムである。ロランがパルス波の到達時間差(および位相差)を用いるのに対し、デッカは連続波の位相差を用いて測位する[2]

日本では昭和40年代に運用が開始された[3]。しかしGPSの普及などにより、日本では2001年4月1日に民間の運用が停止された[2]。海上自衛隊掃海業務支援隊航法支援科においても50年間、掃海作業用の航法支援に運用してきたが2020年10月1日に終了することとなった[1]

脚注

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