奈乃華ララ【ナノカララ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10329号 |
登録年月日 | 2002年 6月 20日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 奈乃華ララ よみ:ナノカララ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 小泉昌広、岡崎桂一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配して育成されたものであり、花は小輪の鮮橙色で先端部が橙赤色のスカシユリ型の切花向きの品種である。草丈は25~49㎝、茎の直径は5.0~9.9㎜、上部の色は緑、中部及び下部の色は淡褐、毛じは無、節間長は茎の中央部は5~9㎜、止葉下は20~39㎜である。葉序は3/8、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は10~19㎜、葉長は6~8㎝、光沢は無、数は中、着生角度は30~59゜である。つぼみの形はⅣ型、花の向きは15~29゜、花房の形状は散形花序、全体の形はスカシユリ型である。花径は60~89㎜、内花被の幅は20~29㎜、長さは4~5㎝、外花被の幅は10~19㎜、長さは4~5㎝である。花色は花弁の基部は明橙(JHS カラーチャート1305)、地色及び中肋部は鮮橙(同1306)、縁部は鮮橙(同1306)で先端部が橙赤(同0713)、裏面は橙(同1313)である。内花被及び外花被1枚の斑点の数は0、つぼみの色は橙(同1606)、内花被の形はⅤ型、外花被の形はⅣ型、内花被先端の形状はⅡ型、反転の程度はⅨ型、外花被先端の形状はⅦ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは1/8未満、花被上の乳状突起は無である。花糸の色はオレンジ、花粉の色は赤褐、第1花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さはやや細、色は淡緑、花梗への葉の着生は有、第1花梗の向きは30~59゜、1花茎の花数は中、花の香りは無、開花期は中である。「福娘」と比較して、花弁縁部の色が鮮橙で先端部が橙赤であること、内花被及び外花被に斑点が無いこと等で、「姫華フレア」と比較して、花径が小さいこと、花弁の地色が鮮橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に富山県農業技術センター野菜花き試験場(砺波市)において、「福娘」に(「コネチカットキング」×トサヒメユリ)を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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