太陽のくれない【タイヨウノクレナイ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10509号 |
登録年月日 | 2002年 9月 4日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 太陽のくれない よみ:タイヨウノクレナイ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 沖縄県花卉園芸農業協同組合 | |
品種登録者の住所 | 沖縄県浦添市字勢理客555番地の29 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 園田茂行、外間操 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「恋車」に「秋芳」を交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色のやや小輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さは細、色は赤紫、強さは中、中空の程度は極小、摘心後の分枝性は多、側らいの発生程度は中、節間長は短である。葉身長はやや短、葉幅は中、葉の縦横比はやや小、葉柄の長さは中、一次欠刻は深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや厚、硬さは中、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は深裂せず、大きさは小、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は円筒形、花の大きさはやや小、厚みは低、舌状花の重ねは2~4列、舌状花数はかなり少である。管状花部の直径は小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さは小、幅は狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は均一、外花弁の角度は上向き、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、花たく及び総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さは短、生態分類型は秋ギク、開花の早晩性は中である。「紅若」と比較して、茎の色が赤紫であること、花たくの形が平らな円錐状であること等で、「舞扇」と比較して、茎の色が赤紫であること、外花弁の裏面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成7年に出願者の農場(沖縄県名護市)において、「恋車」に「秋芳」を交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、9年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「くれない」であった。 |
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