ドイツ造船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/04 03:10 UTC 版)
「ホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船」の記事における「ドイツ造船」の解説
ドイツ造船は1918年にアルベルト・バリーン(de:Albert Ballin)主導によりハンブルクにて設立された。 1920年代には様々な商船が建造される。1921年に従業員は約6000人を数え、厳しい経済状況にあるなかで漁船、貨物船、客船および浚渫船などを細々と建造し、辛うじて経営が成り立っていた。1927年にハンブルクのヴィルヘルムスブルクに所在したライアースティーグヴェルフト(de:Reiherstiegwerft)の株式の過半数を取得する。 その後2つの造船所は急速に経営状況が改善され、海軍向け潜水艦の建造を受注した。第二次世界大戦中は1941年初頭から1945年4月にかけて、UボートIX型やXXIII型UボートなどUボートを113隻建造している。 戦後、要衝であるフィンケンヴェルダー村に中核拠点を移す。建築家ペーター・ベレンス(de: Peter Behrens)の設計により労働者と職長との和解に基づく住宅団地が建設される。これらの新しい住宅に使用された建材はノイエンガンメ強制収容所の跡地にあった硬質煉瓦で作り上げられた。 1953年にはドイツ造船は世界有数の建造量を誇る造船所となる。 1968年にホヴァルツヴェルケと合併する。 1973年にはハンブルクのフィンケンヴェルダー工場(Finkenwerder)が閉鎖される。
※この「ドイツ造船」の解説は、「ホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船」の解説の一部です。
「ドイツ造船」を含む「ホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船」の記事については、「ホヴァルツヴェルケ=ドイツ造船」の概要を参照ください。
- ドイツ造船のページへのリンク