トラギス

デジタル大辞泉

とら‐ぎす【虎^×鱚】

読み方：とらぎす

スズキ目トラギス科の海水魚。全身約20センチ。体は筒形で、赤褐色に6本の暗褐色の横帯と体側に1本の青色の縦帯がある。本州中部以南に分布。食用。

難読語辞典

虎鱚

読み方：トラギス（ｔｏｒａｇｉｓｕ）

トラギス科の海水魚

デジタルお魚図鑑

トラギス

学名：Parapercis pulchella 英名：Rosy grub fish 地方名：シギス、ハゼ　 脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−トラギス科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 トラギスは沿岸の浅場にすみ、岩礁の陰や砂底などでジッとしていることが多い。体は細長い円筒形で尾に向かってやや平らになっている。頭部は丸く、口は大きめで歯は鋭い。下あごが上あごよりも少し出ている。成魚の尾びれの最上部は長く伸びている。稚魚は８〜９月に千葉県大原や日本海西部で漁獲される。肉食性で海底の小動物を食べている。 分布：東京以南の西部太平洋、インド洋 大きさ：18〜20cm 漁法：釣り 食べ方：

アカトラギス

学名：Parapercis aurantica 英名：Yellowbanded red weever 地方名：トラギス、トラハゼ、マイブ　 脊椎動物門−硬骨魚綱−スズキ目−トラギス科 ※出典：長崎県水産部ホームページ 特徴 アカトラギスの体の背の部分は紅色で、幅の広い黄色横帯が７本入っている。体は円筒形で尾に向かって次第に平べったくなる。水深１００ｍ以上に生息している。 分布：南日本〜台湾 大きさ：17cm 漁法：　 食べ方：練り製品

動物名辞典

虎鱚

読み方：トラギス（ｔｏｒａｇｉｓｕ）

トラギス科の海水魚

学名 Parapercis pulchella

季語・季題辞典

虎鱚

読み方：トラギス（ｔｏｒａｇｉｓｕ）

鱚の一種

季節 夏

分類 動物

ウィキペディア

トラギス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2014/09/10 22:53 UTC 版)

トラギス
トラギス Parapercis pulchella(右)
分類
界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 条鰭綱 Actinopterygii 目 : スズキ目 Perciformes 亜目 : ワニギス亜目 Trachinoidei 科 : トラギス科 Pinguipedidae 属 : トラギス属 Parapercis 種 : トラギス Parapercis pulchellaP.pulchella
学名
Parapercis pulchella Temminck and Schlegel, 1843
英名
Rosy grub fish

トラギス(虎鱚、学名:Parapercis pulchella)は、スズキ目ワニギス亜目トラギス科トラギス属の海水魚。朝鮮半島、台湾、インドなど太平洋北西部に生息。日本でも、関東以南の太平洋岸などでみられる。

形態

最大で20cmまで成長する。丸く細長い赤色の体の中央部に、エラから尾の付け根にかけて白い斑列がある。頭には青い帯が入るが、個体により変異が大きい。下顎にある黒い斑点でも、他種と区別できる。背ビレと、尻ビレは、底が長くなっている。

生態

沿岸の浅瀬に住み、小型の魚や甲殻類を食べる。初夏に産卵するが、メスからオスへ性転換することで有名。

人間との関係

釣りで、本種を狙うことは少ないが、シロギスなどに伴って捕獲される。天ぷらや、塩焼きあるいは練り製品として食べることもできるが、前述のように、外道として捕獲されることが多いので、産地の市場で少量のみが取引される。地域によって、「トラハゼ」「ニュウドウハゼ」「オテッカンジイ」「ドウマル」などの別名で呼ばれる。

関連項目

• 魚の一覧