トシロウコバヤシ・源五郎丸【トシロウコバヤシ ゲンゴロウマル】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6365号 |
登録年月日 | 1998年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | デンドロビウム | |
登録品種の名称及びその読み | トシロウコバヤシ・源五郎丸 よみ:トシロウコバヤシ ゲンゴロウマル |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 4月 23日 | |
品種登録者の名称 | 浅井信之 | |
品種登録者の住所 | 愛知県知多郡東浦町大字石浜字半戸60 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 芳賀七郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ハピネス」に「ハゴロモ」を交配して育成されたものであり,花はドーサル・セパルが黄白の地色に鮮紫ピンクの楔と爪,ラテラル・セパルが黄白の地色に鮮紫ピンクの覆輪,ペタルが黄白の地色に鮮紫ピンクの爪が入り,リップが黄白の地色に浅緑黄のぼかしが入る中型種である。 草型の大きさは中,草姿は立型である。ぎ球茎の正面の形は狭長方形,横断面の形は扁円形,高さは50~70㎝,長径は11~20㎜である。葉の全体の形は線状長楕円形,先端の形は不等鋭形,横断面の形はⅠ型,長さは121~150㎜,幅は41~50㎜,表面の色は緑,葉数は11~15枚である。優先着花部位はⅤ型,花序は総状,1花茎の花数は2,太さは4.1~5.0㎜,長さは11~30㎜である。花の咲き方は抱え・平咲き,横径は61~80㎜,縦径は41~60㎜,ドーサル・セパル正面の形は広線形,先端の形は小凹形,反転の方向は外反転,ラテラル・セパル正面の形は長楕円状披針形,先端の形は微突形,反転の方向は外反転,ペタル正面の形は広卵形,先端の形は微突形,反転の方向は平である。リップ正面形の複雑性は単純型,単純型の正面の形はⅥ型,先端の形はⅤ型である。花色はドーサル・セパルは黄白(JHS カラーチャート2502)の地色に鮮紫ピンク(同9205)の楔と爪が入り,ラテラル・セパルは黄白(同2502)の地色に鮮紫ピンク(同9205)の覆輪が入り,ペタルは黄白(同2502)の地色に鮮紫ピンク(同9204)の爪が入る。リップは黄白(同2502)の地色に浅緑黄(同2904)のぼかしが入る。花の香りは無,開花期は春である。 「セカンドラブ トキメキ」と比較して,葉が長いこと,1花茎の花数が少ないこと,ドーサル・セパルの複色部の色が鮮紫ピンクであること,リップ内側複色部の色が浅緑黄であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,1989年にブラジルにおいて,「ハピネス」に「ハゴロモ」を交配した実生苗の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,1994年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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