デビュー当時・少年漫画誌時代
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「高橋美由紀 (漫画家)」の記事における「デビュー当時・少年漫画誌時代」の解説
中学時代に出会った少女漫画に衝撃を受け漫画家になることを決意。 学業の傍ら少女漫画を描き上げ出版社への持ち込みを開始するも、ごく普通の学生生活への憧れも強かった為、都内の大学へ進学した。 卒業後、都内でOL生活を開始。 その頃、知人に誘われ講談社の『週刊少年マガジン』編集部に人生初の少年誌向けコメディ漫画を持ち込むことになる。OLをやりながら描き上げた作品「愛しのカミラ」が第27回週刊少年マガジン新人漫画賞で入選し『週刊少年マガジン4月30日増刊号』に掲載され好評を得た。 その後、『週刊少年マガジン』が1982年45号から始めた3週連続エキサイティング新連載という企画の2週目にあたる46号から同作品の連載が開始され、念願だったプロ漫画家としての第一歩を記した。しかし、シリアスでロマンティックな少女漫画を描きたいと願っていたのに、少年誌にギャグ漫画を描くという理想と現実のギャップが待ち受けており、開始直後はOLとの二重生活で時間が足りないため、昼休みに喫茶店で描いてウェイターに不審がられまくり、ピンチになると家族総出(両親と中1の弟)が臨時のアシスタントと化して手伝ってくれた。 『愛しのカミラ』の連載を終えた後、マガジン編集部からの要請により次作の制作にとりかかる。しかし、少女漫画を描きたいという元々の夢を諦められず、次作を描き上げるも今後の進路については迷っていた。多忙だった週刊誌連載が大変だったこともあり、しばらく漫画から離れることを決めた。後に少女漫画誌での仕事を開始するまでの期間、ごく普通の生活を送りながらも依頼を受ければ漫画を描くという日々を過ごしていた。この時期に描いた作品として、『月刊少年チャンピオン』誌への読み切り作品や描き下ろし漫画(『クラッシュ伝説』上下巻・池田書店刊)、JICC出版局(現宝島社)が刊行した『週刊少年宝島』誌での連載などがあり、少年漫画誌系での仕事ばかりであった。
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