チェーンの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 09:29 UTC 版)
セイコーマートは地場の酒販関係者の協同から派生し、大手流通グループのセブン-イレブンと商社が参画するローソンとファミリーマートの3社が寡占する現在の日本のコンビニ業界において、異色の存在である。 酒類販売業免許を得にくい全国チェーンに対し、創業当初から主に酒販店からの転業を扱うことで道内の旧産炭地で廃業した酒販店の免許を多く転用し、ほぼ全店で酒類を扱えたことが大きな利点であった。子会社の問屋「セイコーフレッシュフーズ」や日販品や弁当類製造発売部門を分社化した「北燦食品」などの事業別会社でグループを形成し、道内の物流を整備し、マーケティングで他の酒販系チェーンよりも優位に立ち、2006年(平成18年)9月時点で道内のコンビニ店舗数でシェア第1位 である。 直営店が多く、全店舗のうち約80パーセントとなっている。フランチャイズ店舗のロイヤルティーも他のコンビニチェーン(粗利の60パーセント以上)に比べて10パーセント程度に抑えられており、オーナーが高齢化した店舗を直営化することも行っている。 他のチェーンで見られるドミナント戦略(集中出店)については「加盟店の存続の支障となる可能性がある」として基本的に行なわない。24時間営業を行っている店舗は全体の22.8パーセントとなっており、元日休業も2018年には半分以上の店舗で実施されている。また、販売期限が近づいた商品の見切り販売についても各店舗の裁量で行われている。 「お客様のリクエストがあれば、採算度外視で全力で応える」と代表取締役が語る企業姿勢 が道内や他県で高い評価を得て、サービス産業生産性協議会の顧客満足度調査コンビニエンスストア部門で、2010年度は2位、2011年度に道内を基盤とする企業として初めて1位 となり、以後2015年度を除き毎年1位である。
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