タワーレコード傘下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:23 UTC 版)
「Napster」の記事における「タワーレコード傘下」の解説
日本では米・Napster(法人格は前述の2代目)とタワーレコード株式会社が合弁で日本法人「ナップスタージャパン株式会社」を設立し、2006年10月3日より「Napster Japan」としてパソコン向けサービスを開始。当時の日本国内の音楽配信サイトとしては珍しい、月額定額制(サブスクリプション)サービスでPCのライブラリをWMA DRM対応のデジタルオーディオプレーヤーや「うた・ホーダイ」対応機種の携帯端末への転送が可能な会員種別(Napster To Go)も存在した。 2007年には、Napster Japanのiモードサイトを開設し、NTTドコモがコンテンツプロバイダの一つとして、うた・ホーダイのサービスを開始した。対応する携帯電話端末ではPC版のNapster To Go相当の楽曲を同額の料金で利用することができた。iモード版とパソコン版(Napster To Go)の登録は相互に紐づけることが可能で、一方で登録すれば追加料金なく他方でも利用可能であった。 2009年12月時点で、洋楽を中心に配信数960万曲以上を提供していた。 2010年3月1日、タワーレコードとナップスタージャパンは共同で、ナップスタージャパンが提供している全サービスの終了を発表。新規登録やアカウント作成は同年3月31日、うた・ホーダイサービスは同年4月30日、PC向け月額定額制サービスは同年5月31日をもって終了した。米国および欧州市場対応で米・Napsterの楽曲許諾やシステムはDRMフリーへの移行を進めており、一方日本側は対応する大規模な支出は困難との判断がサービス終了の理由だとしている。
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