ソースとライス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 16:42 UTC 版)
カレーソースは、炊き上がったご飯の上にカレーソースをかけてカレーライスを作る。カレーソースは、カレー粉、小麦粉、油などを炒めてルーを作り、煮込んだ肉や野菜に加えてとろみがつくまで煮込んだものである。圧力調理も可能である。カレーソースにじゃがいもを加えることは、当時の米不足のため札幌農学校のウィリアム・スミス・クラークによって導入された。 日本の家庭では、カレーソースといえば、カレー粉、小麦粉、油、各種調味料などが入ったブロックや粉状のインスタントカレールーを使って作るのが一般的である。準備がしやすく、インスタントカレーミックスの種類が豊富で手に入れやすいことから、カレーライスは他の日本料理に比べて非常に簡単に作れて、人気が高まっている。真空パックに入っており、熱湯で温めなおすことができる、あらかじめ作られたカレーがある。また、カレールーを一から作る人のために、「和風カレー」の味を出すために特別に配合されたカレー粉もある。 インスタントカレールーは、1926年にハウス食品から粉末状で、1956年にエスビー食品からブロック状で販売された。2007年のインスタントカレールーの国内出荷額は827億円である 2007年の家庭用シェアは、ハウス食品(59.0%)、エスビー食品(25.8%)、江崎グリコ(9.4%)がほぼ独占している。カレーは、テレビゲームやアニメのキャラクターを使って、子供向けに販売されている。 また、レトルト食品をお湯や電子レンジで加熱して作る真空パックのカレーソースも人気がある。2007年現在、カレーソースは真空包装食品の単一カテゴリーとしては国内最大で、売上の3割以上を占めている。
※この「ソースとライス」の解説は、「日本のカレー」の解説の一部です。
「ソースとライス」を含む「日本のカレー」の記事については、「日本のカレー」の概要を参照ください。
- ソースとライスのページへのリンク