ソロ奏者としての経歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 17:36 UTC 版)
「パディ・キーナン」の記事における「ソロ奏者としての経歴」の解説
キーナンは最初の (彼自身の名を冠した) ソロ・アルバムを1975年に発表し、1978年にフィドル奏者パディ・グラッキンと共にアルバム Doublinをリリースした。 続いて、1983年に2枚目のソロ・アルバム en:Poirt An Phiobaire をゲール=リン・レコード(en:Gael-Linn Records)でレコーディングした。 1980年代初めにムーヴィング・ハーツ(en:Moving Hearts)への参加機会を断って以来、キーナンの音楽キャリアは止まってしまった。 しかしながら、1990年代に彼は北アメリカに活動拠点を移してその音楽的才能を再発見し、1997年に3枚目のソロアルバム "Na Keen Affair" を発表した。このアルバムはカナダ ニューファンドランドの町セントジョンズ(St. Johns)にあるDadyeen Studiosで録音しており、現地ニューファンドランドのミュージシャンに加えて、フィドルのトミー・ピープルズ、ギターのアーティ・マクグリン(Arty McGlynn)やトミー・オサリヴァン(Tommy O'Sullivan)といったミュージシャンがサポートに入っている。これは現在に続く、ロンドン生まれでケリー県を拠点に活動するギター奏者トミー・オサリヴァンとの音楽関係につながった。二人は2001年にアルバム "The Long Grazing Acre" を発表し、そのアルバムを掲げてツアーを行った。彼らのそれぞれのWebサイトによると、キーナンとオサリヴァンは2001年から共演を定期的に継続し実行している。 2008年に制作されたドキュメンタリー en:Dambé: The Mali Projectは、パディがリアム・オメンリイ(en:Liam Ó Maonlaí、ホットハウス・フラワーズの創設メンバー)や仲間たちとともに出演し、マリ共和国内3,000 mi (4,800 km)の旅程を通じて砂漠のフェスティバル(en:Festival au Désert)の出演者たちとの交流による異文化音楽冒険を描いている。 日本にも何度か来日しており、2015年にはフィドル奏者フランキー・ギャヴィンおよびギター奏者城田じゅんじと共に結成したグループ「Eire Japan」 として各地で公演を行っている。
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