ゼウスグループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 00:18 UTC 版)
「透明人間 (テレビドラマ)」の記事における「ゼウスグループ」の解説
「自然環境とテクノロジーの共存共栄」を理想に掲げ、多岐にわたる分野に事業を展開するコンツェルン。表向きには合法的な企業活動を行っているが、その裏では利益のために殺人さえも平然と実行する巨大犯罪組織であり、グループの息のかかった人間を警察組織などにも多数送り込んでいるため、その悪名にもかかわらず本格的な摘発を逃れている。 「ゼウス」の名はギリシア神話の主神ゼウスに由来し、関連企業にもギリシア神話の神々や人物にちなんだ名称がつけられている(「レストラン・アポロン」「ミノス建設」「ヘスティア貿易」など)。グループの総本部はオリンポスビル。 ゼウスグループの真の目的は「ピグマリオン計画」を実行に移すことである。この計画はギリシア神話において理想の女性の像を彫り、人間になったその像と結婚したピグマリオンの話になぞらえ、神経に作用する特殊なガスを用いて人間をゼウスグループの信奉者に作りかえることを目的とする。物語開始の12年前に新潟県のアリオン化学新潟工場で実験が行われたが失敗しており、ゼウスグループはその事故を隠蔽するために表向きには塩素ガス発生事故として処理した。計画実行には不完全な状態のガスが入れられた通称「パンドラの箱」と、アリオン化学佐々木工場長の娘・玲奈の目に記録された化学式の情報が必要となる。 ピグマリオン計画に絡む数々の指示は「ミスターX」という素性不明の人物が行っているが、ゼウスグループの真の支配者はクロノス(声 - 里内信夫)である。その名はゼウスの父クロノスに由来する。事故によって使えなくなった肉体を捨てており、脳髄のみが機械に繋がれている。すでに人間としての感情を失っており、逆らった者や失敗した者を容赦なく殺害する。
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