スリンキーとは? わかりやすく解説

スリンキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 10:27 UTC 版)

スリンキー
プラスチック製のスリンキー

スリンキーSlinky)はジェームズ・インダストリーズ社が販売しているばね状の玩具である。

類似品も一般名称として「スリンキー」と呼ばれている。本稿は、ジェームズ・インダストリーズ社の製品及び類似品について説明する。

概要

製のものとプラスチック製のものがある。これらをばね状に加工したシンプルな玩具であるが、非常にユニークな動きをするのが特徴である。これはリチャード・ジェームズ英語版が開発し、1945年特許を取得した。同年から販売が開始されたスリンキーはアメリカ合衆国で人気商品となり、1946年のニュー・トイ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。「スリンキー」とは「優美で流れるように動く」という意味で、リチャードの妻ベティ・ジェームズ英語版が名づけたものである。

日本での扱い

日本では工業用のばねを製造していた三光発条株式会社(現・サンコースプリング)が、1960年代トムボーイ(ボーイッシュ、おてんばな女の子の意)の名称で販売し、ヒット商品になった[1]。なお、このときのものは金属製で色がついていない。

その後に登場したプラスチック製の虹色のものは、その色合いと形状からレインボースプリングと呼ばれ、販売されている。レギュラーサイズ、ロングサイズ、ミニサイズなどがあり、ミニサイズには星型ハート型などもある。虹色でない場合、カラースプリングとも呼ばれる。

遊び方

のカラーリングがこの玩具の特徴で、どの遊び方でもそれが美しく不思議に映える。

  • 両手で端を交互に操る。
  • 階段から落とす。一段ごとにばねが伸縮し下りていく。
  • 縦波横波の実験にも使える。
  • ロングバージョンであれば、ペン立てとして使える。また、サイズを問わず半円状にすればメモをはさんだりできる。

スリンキー・ドッグ

1940年代に、ジェームズ・インダストリー社はスリンキー・ドッグという胴体部分にスリンキーを使用したダックスフントの犬の人形を発売し、こちらも人気商品となる。 発売初期は、ブリキで制作されていたが、70年代にはプラスチック製に改良されて制作された。長らく絶版玩具となっていたが、1995年公開の『トイ・ストーリー』に登場し、一躍知名度を上げた事で映画のデザインにリニューアルされて復活した。声は原語版では1と2はジム・ヴァーニー、3と4はブレイク・クラークが担当し、日本語版では1から3では永井一郎、4では辻親八が担当した。

脚注

  1. ^ 「バネのおもちゃ」昔は「トムボーイ」ってありました。”. サイエンストイ byスターキッズ 科学玩具で学ぶ!遊ぶ!情報サイト. 有限会社スターキッズ. 2021年12月24日閲覧。

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、スリンキーに関するカテゴリがあります。

スリンキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 06:26 UTC 版)

アーニー・ボール」の記事における「スリンキー」の解説

ギター中心1960年代のロック・リバイバルにあたりボール初心者ベストセラーフェンダー「#100 ミディアム・ゲージ弦」で、特に0.029インチの3弦を押さえることは難しいことに気付いた。彼は、フェンダーにこの問題持ち出し、より軽いゲージ提案した断られた。ボールは弦メーカーに、彼の店で売る、3弦が0.024インチになった特製セット造ることを納得させた。これが、アーニー・ボール・ブランドの始まりである。ハリウッド程近い店は、ザ・ビーチ・ボーイズやマール・トラヴィス (Merle Travis)、ザ・ベンチャーズなどのプロミュージシャンの得意先を得始めたボールは、6弦を捨て替わりバンジョーの1弦を使うことにより、全体的により軽いゲージとするプレイヤー増加注目した切っ掛けノーキー・エドワーズと言われている。太い弦に苦慮していたエドワーズは、1弦と同じ弦を2弦コース張ったり、1弦のコースバンジョーの弦を張って2弦から6弦のコースそれぞれ1弦から5弦のゲージ張るなどの工夫をしていたが、エドワーズ要望にこたえる形でアーニー・ボール社がライトゲージ弦を製作し、後に「スリンキー」という名称で販売されることになる。再び彼は、フェンダーにより軽いゲージセット提案したが、却下された。彼は、ギブソンに対してアプローチしたが、このアイディア一笑に付された。そこで彼は「アーニーボール・スリンキー」という製品名付け、再び弦メーカー発注した。スリンキーは、プロミュージシャンと共に世界中旅行し間もなくボール個人や店からの注文メール受け取るようになる。まだ弦メーカーでは無かったので、彼は様々なサイズで弦を個別発注しミュージシャン好みセット実験出来るよう、間に合わせケース展示していた。その後1967年店舗売り、弦ビジネスカリフォルニア州ニューポートビーチ移した今日、アーニー・ボール・スリンキーはパッケージ使用ギタリスト掲載している。例えば、エリック・クラプトンジミー・ペイジスラッシュスティーヴ・ヴァイジョン・ペトルーシジェフ・ベックアルバート・リーバディ・ガイアンガス・ヤングジ・エッジジェイムズ・ヘットフィールドカーク・ハメットブラッド・ペイズリー (Brad Paisley)、マーク・ホップス (Mark Hoppus)、ジョン・フォガティ (John Fogerty)、デイヴ・ナヴァロジョン・メイヤーなどである。

※この「スリンキー」の解説は、「アーニー・ボール」の解説の一部です。
「スリンキー」を含む「アーニー・ボール」の記事については、「アーニー・ボール」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「スリンキー」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スリンキー」の関連用語

スリンキーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スリンキーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスリンキー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアーニー・ボール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS