スヤ29とは? わかりやすく解説

スヤ29(スヤ51 18)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 23:11 UTC 版)

特別職用車」の記事における「スヤ29(スヤ51 18)」の解説

スヤ29(スヤ51 18)は、1950年1月札幌鉄道管理局(現・JR北海道鉄道事業本部)用の特別職用車として、五稜郭工機部改造製作されたものである。 もとは、1930年昭和5年)に汽車製造東京支店新製されたスハ32702で、1941年称号規程改正ではスハ32 103改番されていたものである。戦後1946年7月連合軍専用車として接収され名古屋工機部で巡察オイ31 15(軍番号 2808、軍名称 RED BIRD)に、1947年6月には盛岡工機部で特別車として寝台設置し、オイネ31 51(軍番号 1724、軍名称 LORAIN)に改造されていた。 特別職用車としては、連合軍専用車時代間取り生かし中央部貴賓室会議室変更し、前位の便所撤去して展望室設置した程度であったが、後に会議室展望室一体化し、その部分にあった個室寝台中央部移設した。それより後位は、連合軍専用車時代のまま、調理室開放式寝台2区画、便所・洗面所出入り台である。また、展望室妻部の固定窓は、他車と同じ3枚構成であるものの、左右2枚の高さが低く、独特の形態であった特別職用車としての任を解かれた後は、1953年3月旭川工場で、試験車スヤ32 1改造されたが、試験機器搭載するだけの控車であったようである。また、特殊営業車としての使用考慮されていた。1961年3月には、五稜郭工場職員巡回検診用の保健車改造されたが、形式番号変更はなかった。1977年昭和52年1月廃車となった展望室廃車までそのままであった

※この「スヤ29(スヤ51 18)」の解説は、「特別職用車」の解説の一部です。
「スヤ29(スヤ51 18)」を含む「特別職用車」の記事については、「特別職用車」の概要を参照ください。

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