スヤ23(スヤ51 13)
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「特別職用車」の記事における「スヤ23(スヤ51 13)」の解説
スヤ23(スヤ51 13)は、1950年3月、大阪鉄道管理局(現・JR西日本近畿統括本部)用の特別職用車として、鷹取工機部で改造製作されたものである。 もとは、1939年(昭和14年)に日本車輌製造本店で新製されたスロハ31574で、1941年の称号規程改正でスロハ32 25に改番されていたものである。戦後の1946年10月、連合軍専用客車として接収され、鷹取工機部で酒保車(販売車)スミ36 4(軍番号 2725、軍名称 GREAT FALLS)とされていた。 特別職用車への改造に当たっては、後位の旧三等室側に密閉式の展望会議室を設け、その次位に調理室、さらに便所と洗面所、個室寝台3室、給仕用寝台、物置が設置された。スヤ22と比べて、展望会議室が小さく、その分調理室が広く取られている点が異なる。特別職用車の任を解かれた後は、スロハ32 25に復元される計画であったが、1953年6月に長野工場で北海道用のスロハ32 103とされた。1965年(昭和40年)に格下げられてスハ50 201となり、翌1966年(昭和41年)1月に廃車となった。
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