スヤ22(スヤ51 12)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 23:11 UTC 版)
「特別職用車」の記事における「スヤ22(スヤ51 12)」の解説
スヤ22(スヤ51 12)は、1950年3月、名古屋鉄道管理局(現・JR東海・東海鉄道事業本部)用の特別職用車として、名古屋工機部で改造製作されたものである。 もとは、1940年に新潟鐵工所で新製されたスロハ31557で、1941年の称号規程改正でスロハ32 8に改番されていたものである。戦後の1946年10月、連合軍専用客車として接収され、名古屋工機部で酒保車(販売車)スミ36 3(軍番号 2702、軍名称 STILL WATER)とされていた。 特別職用車への改造に当たっては、後位の旧三等室側に密閉式の展望会議室を設け、その次位に便所と洗面所、さらに調理室、個室寝台3室、給仕用寝台、物置が設置された。特別職用車の任を解かれた後は、スロハ32 8に復元される計画であったが、1952年10月に長野工場で北海道用のスロハ32 101とされた。1963年に、オハネ17 503の改造種車となり、消滅した。
※この「スヤ22(スヤ51 12)」の解説は、「特別職用車」の解説の一部です。
「スヤ22(スヤ51 12)」を含む「特別職用車」の記事については、「特別職用車」の概要を参照ください。
- スヤ22のページへのリンク