スタニスラフモロゾフとは? わかりやすく解説

スタニスラフ・モロゾフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/10 21:53 UTC 版)

スタニスラフ・モロゾフ
Stanislav MOROZOV
2009年中国杯でのモロゾフとボロソジャル
選手情報
生年月日 (1979-02-01) 1979年2月1日(44歳)
出生地 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国スヴェルドロフスク
身長 187 cm
体重 85 kg
元パートナー タチアナ・ボロソジャル
アリオナ・サフチェンコ
エレーナ・ベルソフスカヤ
元コーチ インゴ・シュトイアー
ガリーナ・クハル
ニコライ・モロゾフ
元振付師 ニコライ・モロゾフ
所属クラブ ウクライナキエフ
引退 2010年3月
ISUサイト バイオグラフィ
ISU パーソナルベストスコア
合計スコア 187.83 2010 欧州選手権
ショート 67.60 2010 欧州選手権
フリー 120.23 2010 欧州選手権
獲得メダル
フィギュアスケート
世界ジュニア選手権
2000 オーベルストドルフ ペア
ジュニアグランプリファイナル
1999 グダニスク ペア
■テンプレート ■選手一覧 ■ポータル ■プロジェクト

スタニスラフ・オレクサンドロビチ・モロゾフウクライナ語: Станісла́в Олекса́ндрович Моро́зовロシア語: Станислав Морозов[1]1979年2月1日 - )は、ウクライナの元フィギュアスケート選手(ペア)。2000年世界ジュニアフィギュアスケート選手権優勝。2002年ソルトレイクシティオリンピック、2006年トリノオリンピック、2010年バンクーバーオリンピックウクライナ代表。パートナーはタチアナ・ボロソジャルアリオナ・サフチェンコなど。

表記

ウクライナ語音に基づけば「スタニスラーウ・オレクサーンドロヴィチ・モローゾウ」がより適当であるが、本稿では日本語メディアで多く使用されるカナ表記を用いている。

経歴

エカテリンブルクに生まれ、4歳ころからスケートを始めた。ジュニア時代の初期にエレーナ・ベルソフスカヤとペアを組み、1997年カールシェーファーメモリアルで優勝するがほどなく解散、1998年よりアリオナ・サフチェンコとペア結成した。

1999-2000シーズンからISUジュニアグランプリに出場。初出場ながらJGPファイナルで優勝、世界ジュニア選手権でも優勝を果たした。また、シニアクラスの欧州選手権およびISUグランプリシリーズにも出場し、ウクライナ選手権ではシニアクラスで優勝を飾った。翌2000-2001シーズンからシニアクラスに完全移行したが、各大会で入賞はあったものの、メダル獲得までには至らなかった。2002年ソルトレイクシティオリンピックに出場し15位。シーズン終了後にペアは解散し、一時競技から引退する。

2004年、タチアナ・ボロソジャルとペアを結成し、競技会への復帰を果たした。2005年冬季ユニバーシアード競技会で2位、2005年欧州選手権では5位入賞となった。トリノオリンピックを控えた2005-2006シーズン、カールシェーファーメモリアルで優勝し、トリノオリンピック出場資格を得たが、2005年11月、練習中にスタニスラフ・モロゾフ自身のケガのためISUグランプリシリーズへの出場は見送られた。ケガ明けのトリノオリンピックでは12位、世界選手権では10位に終わる。

2007-2008シーズン、初戦のエリック・ボンパール杯では5位となり、NHK杯ではSPで2位と好スタートを切ったが、FSではミスが目立ち総合で4位に終わった。欧州選手権ではSPを終え3位に付けていたものの、FSで逆転を許し総合4位、メダル獲得はならなかった。

バンクーバーオリンピックでは8位となり、これを最後に現役引退を表明した。

現在はロシアで、元パートナーのボロソジャルとトランコフのペアのコーチとして活動している。

主な戦績

大会/年 1998-99 1999-00 2000-01 2001-02 2004-05 2005-06 2006-07 2007-08 2008-09 2009-10
冬季オリンピック 15 12 8
世界選手権 9 10 10 4 9 6
欧州選手権 7 6 5 5 4 4 4
ウクライナ選手権 2 1 1 1 1 1 1
GPファイナル 4
GPスケートアメリカ 2
GP中国杯 2 3
GPロシア杯 4 5 3
GPエリック杯 5
GPNHK杯 4
GPスケートカナダ 6
GPボフロスト杯 5
ネーベルホルン杯 1 3 2
ユニバーシアード 2 2
シェーファー記念 1
世界Jr.選手権 12 1
JGPファイナル 1
JGPスケートスロベニア 2
JGPクロアチア 1

詳細

2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年2月14日-15日 バンクーバーオリンピックバンクーバー 9
62.14
8
119.64
8
181.78
2010年1月19日-20日 2010年ヨーロッパフィギュアスケート選手権タリン 4
67.60
4
120.23
4
187.83
2009年12月22日-23日 ウクライナフィギュアスケート選手権ドニプロペトロウシク 1
65.82
1
115.81
1
181.63
2009年11月13日-14日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレークプラシッド 2
61.70
3
110.12
2
171.82
2009年10月30日-31日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 2
62.98
3
107.81
3
170.79
2009年9月24日-25日 2009年ネーベルホルン杯[2]オーベルストドルフ 2
59.46
2
106.29
2
165.75
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2009年3月24日-25日 2009年世界フィギュアスケート選手権ロサンゼルス 6
64.10
5
111.51
6
175.61
2009年1月20日-25日 2009年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ヘルシンキ 4
56.20
3
115.14
4
171.34
2008年12月18日-21日 ドイツフィギュアスケート選手権[3]オーベルストドルフ 2
58.64
2
105.12
2
163.76
2008年12月11日-14日 2008/2009 ISUグランプリファイナル高陽 4
64.08
5
111.75
4
175.83
2008年11月20日-23日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 3
58.34
3
109.52
3
167.86
2008年11月6日-9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 2
60.34
2
114.71
2
175.05
2008年9月25日-28日 2008年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 3
61.02
4
95.06
3
156.08
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2008年3月17日-23日 2008年世界フィギュアスケート選手権ヨーテボリ 8
59.53
10
100.42
9
159.95
2008年1月21日-27日 2008年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ザグレブ 3
61.29
4
102.14
4
163.43
2007年11月29日-12月2日 ISUグランプリシリーズ NHK杯仙台 2
60.14
5
90.67
4
150.81
2007年11月16日-18日 ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯パリ 5
54.18
6
98.41
5
152.59
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2007年3月19日-25日 2007年世界フィギュアスケート選手権東京 8
57.62
5
116.00
4
173.62
2007年1月22日-28日 2007年ヨーロッパフィギュアスケート選手権ワルシャワ 5
53.62
4
101.73
5
155.35
2007年1月18日-19日 第23回冬季ユニバーシアードトリノ 2
54.80
2
95.40
2
150.20
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2006年3月20日-26日 2006年世界フィギュアスケート選手権カルガリー 11
50.87
10
97.03
10
147.90
2006年2月10日-26日 トリノオリンピックトリノ 12
50.14
12
98.24
12
148.38
2005年10月12日-16日 2005年カールシェーファーメモリアルウィーン 1
54.42
1
101.57
1
155.99
2004-2005 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2005年3月14日-20日 2005年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 11
55.75
11
100.63
10
156.38
2005年1月25日-30日 2005年ヨーロッパフィギュアスケート選手権トリノ 5
56.26
5
95.53
5
151.79
2004年11月25日-28日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 6
49.46
4
98.72
5
148.18
2003-2004 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2004年3月22日-28日 2004年世界フィギュアスケート選手権ドルトムント 13 14 14
2004年2月29日-3月7日 2004年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ハーグ 5 5 5
2003年12月11日-14日 2003/2004 ISUジュニアグランプリファイナルマルメ 4 4 4
2003年11月27日-30日 ISUグランプリシリーズ NHK杯旭川 6
44.68
7
84.63
6
129.31
2003年11月6日-9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 7
44.30
7
85.55
7
129.85
2003年10月2日-5日 ISUジュニアグランプリ チェコスケートオストラヴァ 3 2 2
2003年9月11日-14日 ISUジュニアグランプリ ソフィア杯ソフィア 2 2 2
2002-2003 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2003年3月24日-30日 2003年世界フィギュアスケート選手権ワシントンD.C. 17 17 17
2003年2月24日-3月2日 2003年世界ジュニアフィギュアスケート選手権オストラヴァ 6 7 7
2003年1月20日-26日 2003年ヨーロッパフィギュアスケート選手権マルメ 8 7 7
2002年11月21日-24日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 9 9 9
2002年10月30日-11月3日 ISUジュニアグランプリ トラパネーゼ杯ミラノ 7 3 4
2002年10月10日-6日 ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯ケムニッツ 4 4 4
  1. ^ ロシア語ラテン翻字: Stanislav Morozov
  2. ^ バンクーバーオリンピック最終予選指定競技会であり国際スケート連盟が主催した。
  3. ^ オープン参加 順位にはドイツ選手を含む。

プログラム使用曲

シーズン SP FS EX
2009-2010 Dreams Illusion
編曲:DJI
映画『パール・ハーバー』より
作曲:ハンス・ジマー
Life in Mono
曲:Mono
2008-2009 映画『陽のあたる教室』より
作曲:マイケル・ケイメン
Turn Around
by ボニー・タイラー、カレン・アントン
Life in Mono
曲:Mono
2007-2008 奇跡の始まり
作曲:ピーター・ガブリエル
映画『ティアーズ・オブ・ザ・サン』より
作曲:ハンス・ジマー
Total Eclipse of the Heart
ボーカル:サラ・ブライトマン
2006-2007 アルビノーニのアダージョ
作曲:レモ・ジャゾット
Phantom of the Opera on Ice
作曲:ロベルト・ダノワ
アヴェ・マリア
作曲:フランツ・シューベルト
2005-2006 映画『1492 コロンブス』より
作曲:ヴァンゲリス
2004-2005 剣の舞
作曲:アラム・ハチャトゥリアン
ピアノソナタ第14番
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

参考文献

脚注

外部リンク





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