スタッフ・コンセプト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 07:08 UTC 版)
「鬼滅の刃 (アニメ)」の記事における「スタッフ・コンセプト」の解説
監督をufotable所属の演出家である外崎春雄、キャラクターデザイン・総作画監督を同じくufotable所属のアニメーターである松島晃が担当。ufotableで『テイルズ オブ』シリーズのアニメーションパートを担当するコンビが務める。そのほか、音楽を梶浦由記、椎名豪が務めるなどufotable作品に参加してきたスタッフが集結している。 本作は監督などのメインスタッフのほか、脚本・演出・作画・色彩・背景美術・撮影・CGのすべてをufotable社内スタッフが中心となり制作。これまでのufotable作品と同様に、一般的なTVアニメにみられるグロス請け(他社に1話分の制作をすべて委託する工程)を行わず、社内中心の制作体制となっている。制作では、アクションシーンの日本刀の所作などにufotableが制作した『活撃 刀剣乱舞』の経験が生かされているほか、日常シーンは『衛宮さんちの今日のごはん』、背景美術やCGは『Fate』シリーズなど、過去作品のノウハウを最大限に活用している。また、過去のufotable作品と同様に作中の挿入歌の作詞もufotableにて担当している。 今作では背景美術の元になるコンセプトアートをufotable美術部に所属する4名の美術スタッフが担当。複数人体制とした理由は、スタッフそれぞれの持ち味を生かすことで多彩な方向性の背景美術をデザインすることが狙いでおり、コンセプトアートを担当した3名が作中にて各話単位で美術監督を担当している。話数ごとに美術監督を変更している意図は、舞台が変化していく本作において作品全体でひとりの美術監督を立てずにコンセプトアートのように複数人の美術監督を立てるほうが、それぞれの得意分野を生かせるということからである。 外崎はシリアスだけではなく、コメディな部分も含めて原作の雰囲気を再現することをコンセプトにして制作を開始した。集英社からは企画時に「漫画の画を意識せず、アニメとして作りやすいように勧めてほしい」という話があったが、外崎は印象的なコマはなるべくアニメーションで再現したいと考えていた。また、「炭治郎の成長を描く」ことを作品のコンセプトとして制作された。
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