スカイレール【Skyrail】
スカイレール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 07:50 UTC 版)
スカイレール
- スカイレール - スカイレールサービスが運営していたモノレール。
- スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線 - 上記モノレールの路線。
- スカイレール - エアレール・リンクの旧名称。イギリスのバーミンガム国際空港にある全自動無人運転車両システム。
- スカイレール (オーストラリア) - オーストラリアのケアンズ近郊にあるロープウェイ。
スカイレール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:58 UTC 版)
スカイレールは、神戸製鋼所・三菱重工業が急傾斜地の頂上にある住宅街と谷側の鉄道駅を結ぶために開発した小規模交通システムで、概念としては懸垂式モノレールシステムに含まれる。 一見したところロープウェイに類似した乗り物だが、ロープではなく高架構造の軌道桁にゴンドラがぶら下がっている。そのためロープウェイと比べて風に強いが、支持体の鋼桁を設置する必要があるためロープウェイよりかなりコストが高くなる。車体の支持・案内方法はIビーム式を採用している。 駆動系に特徴があり、軌道桁に沿ってロープを通し、それが一定の速度で回っており、駅間では車輌はそのロープをつかんで駆動され、駅では、車輌はロープから離れて、地上一次式のリニア誘導モーターで駆動される。そのため、基本的に線路は「複線でループ構造」となる。最小回転半径は30m、最大勾配は270パーミル(27%)、最大距離は3.2km、想定輸送力は2,200人/時間。一般の軌道系交通機関とはかなり様相が異なる小規模短距離システムではあるが、概念としてはモノレールに含まれ、見方によっては懸垂式ケーブルカーとの解釈もできる個性的な運送機関である。 2014年現在、広島市のスカイレールみどり坂線が唯一の導入事例である。
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スカイレール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 06:40 UTC 版)
「スカイレールサービス」の記事における「スカイレール」の解説
スカイレールとは、ロープウェイのゴンドラのような形をした懸垂式モノレール車両を、駅間ではワイヤロープで、駅構内ではリニアモーターを用いて駆動する方式の交通システムで、懸垂式モノレールとロープウェイを組み合わせたようなものである。「ロープ駆動式短距離交通システム」、「ロープ駆動懸垂式短距離少量輸送軌道システム」とも呼ばれる。神戸製鋼所・三菱重工業などが共同で開発した。 車体の支持・案内を桁構造と車輪で行っているため強風に強く、ロープウェイやゴンドラリフトなどといった従来の急勾配向けの交通システムの弱点を克服している。 運行速度は18 km/h - 25 km/h。常用平均加速度2.5 km/h/s 、常用平均減速度3.5 km/h/sの性能を持ち、263 ‰(パーミル。約15度)の急勾配、半径30 mの急カーブにも対応できる走行性がある。「スカイレールタウンみどり坂」のような丘陵地の上に造られた住宅地と最寄の駅を結ぶ短距離の交通機関などに向いている。 駅から発車する際は、リニアモーターで加速し始め、設定速度に達した瞬間にワイヤーロープを掴んで(握索)出発、停車の際は同じくワイヤーロープを放して(放索)リニアモーターで減速し、機械式保安ブレーキで停止するなど、世界的に例のない特徴的な動作をする。 みどり口駅の窓口にて、会社や路線、車両、システム等の解説が載っている公式パンフレット「新世紀に向けて いま発進! スカイレール みどり坂線」(全8ページ)を1,000円で販売している。
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