ジョイフルトレイン「ホリデーパル」
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「国鉄20系客車」の記事における「ジョイフルトレイン「ホリデーパル」」の解説
塗装変更前(上)塗装変更後2態ナハネ20 702(中)ナハネフ23 14(下) 「ホリデーパル」は、1984年(昭和59年)に広島鉄道管理局(現在のJR西日本広島支社に相当)が幡生工場で改造したジョイフルトレインで、以下の改造をナハネ20形5両とナハネフ22形1両に施工した。 B寝台の下段の間をスペーサーで埋められるようにしてフラット化し、簡易個室として使用できるようにした。 モケット色をオレンジ色に変更。 改造後に改番が行われているが、電源関係などの改造は行われていないため未改造の車両との混結も可能である。 ナハネ20 325 - 329→ナハネ20 701 - 705 ナハネフ22 21→ナハネフ22 701 またオシ14 1をラウンジカーオハ14 701に改造し編成に組み込んでいる。サービス電源の供給を従前のカヤ21形からとしたために、同車には電源回路・ブレーキ装置の変換装置を搭載して対応した。 ホリデーパルは登場から分割民営化後しばらくは20系標準色のままで、団体専用列車のみならず多客時の臨時「あさかぜ」などに投入されることもあった。民営化後の1990年12月に白を基調としたオリジナル塗装に変更された。また、これと前後して編成両数を増加させるためにカヤ21 123・ナハネフ23 14・ナハネ20 331・335が無改造のまま塗装のみ変更し、臨時寝台急行「玄海」などでも運用された。しかし、老朽化のため1997年(平成9年)3月31日に全車廃車となっている。 ホリデーパル第1次落成車両(1984年 塗装変更前) 電源車 カヤ21 7 1号車 ナハネ20 702 2号車 ナハネ20 701 3号車 ナハネ20 703 4号車 オハ14 701 5号車 ナハネ20 705 6号車 ナハネ20 704 7号車 ナハネフ22 701
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