ジョイアスロン
歴史と沿革
ジョイアスロンは、「トライアスロン」の「3」を意味する「トライ」を、「Try (挑む)」と読み替え、それを「Joy (楽しみ)」にしたスポーツです。
元々、1968年にドイツで誕生した「勝ち負けを競わないスポーツ=市民スポーツ」の推進団体である国際市民スポーツ連盟(International Volkssport Verband)が、ウオーキング・水泳(水中ウオーキング)・サイクリング・歩くスキーの4種目で、世界共通の個人記録の認定(回数と合計距離)を行っており、世界36の国と地域が加盟し、活動しています。日本では、日本市民スポーツ連盟が組織され、国内の行事や個人記録の認定を行っております。
ジョイアスロンは、国際市民スポーツの認定種目である「スイミング」と「サイクリング」がトライアスロンと重なり、「ウオーキング」がランニングにおきかえられることで、「タイムや記録を競わずに、それぞれを楽しむ3種目」として誕生したものです。
競技方法
基本的に、ウオーキング10km、水泳300m、サイクリング25kmとしていますが、タイムの測定や順位付けは行わず、「種目ごとに日にちを分けて開催」する場合や「寄り道や休憩が可能」とし、運営上「定められた時間枠内にスタートし、定められた時間までにゴールすれば良し」として運営されます。
また、会場や参加年齢によって距離の変更にも柔軟性を持って対応し、競技としての決まりごとより、「無理をせず、楽しむこと」「季節や風景、参加者同士のふれあい」に重点がおかれています。記録や順位の表彰はなく、代わりに参加通算回数を顕彰するなど、「競わない/誰でも楽しめる」点に重点が置かれることから、普段運動習慣のない方や年齢の高い方、家族で楽しみたい方などから支持されています。
ウオーキング大会に併催されることも多く、2009年には富士山麓で行われた「第11回IVVオリンピアード(23ヶ国から、4日間でのべ26,401人が参加)」でも開催されました。
ジョイアスロンと同じ種類の言葉
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