シッフェンベルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 22:57 UTC 版)
人気の行楽地が、約 5 km 離れた、ギーセンの「里山」シッフェンベルク (281m)である。この山は1972年にヘッセン州から買い取られ、市に編入された。旧修道院(アウグスティノ修道参事会)の建物内で飲食店が営業を行っている。翼廊と八角形のクロッシングを有する列柱バシリカのロマネスク建築は、一部が12世紀の第2四半期に起源を持つ。西側の付柱[要リンク修正]のあるアプスと2つの付属の円塔(ほぼ完全に破壊されている)は、12世紀の経過に従って拡張されたものである。南の側廊は保存されていない。建築装飾はほぼ完全に失われている。この施設は1323年にドイツ騎士団の所有となった。ドイツ騎士団は、南側に上級騎士修道士の館、西側に修道院長代理の館を建設した。1809年にこの騎士団は廃止された。調度では、初期ゴシック様式の玄武岩製の洗礼盤(13世紀)が内陣に遺されている。1320年頃に創られた聖母立像である「シッフェンベルクのマドンナ」は、ダルムシュタット・ヘッセン州立博物館のコレクションになっている。 1975年以降、シッフェンベルクで開催されるイベントシリーズ「ムジカリシャー・ゾンマー」(音楽の夏)では、毎年夏に数多くの野外コンサートが開催される。地元の方言で演奏する民謡やバンドから、ジャズ、ポップス、流行歌、合唱コンサートや演劇上演まで、文化愛好家たちはここで幅広いジャンルを楽しむことができる。市境の外のアーチストたちも客演しており、たとえば2002年にはケルンのバンド BAP(ドイツ語版、英語版) やローゼ・ナビンガー(ドイツ語版、英語版)、2003年と2007年7月にはゲッツ・アルスマン(ドイツ語版、英語版)が参加した。
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