サーバアーキテクチャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 02:26 UTC 版)
「Microsoft Mail」の記事における「サーバアーキテクチャ」の解説
Microsoft Mailは共有ファイルメールシステムであり "postoffice" は、任意のファイルサーバに常駐できるファイルのパッシブデータベースでした。クライアントは、マップされたネットワークドライブとファイル共有を使用して、postofficeにメールを書き込んだ。クライアントは、自分のpostofficeのメッセージ転送エージェント(MTA)としても機能し、必要に応じてpostoffice上のメッセージを移動する。これには、他のpostofficeへのアウトバウンド配信用のメッセージのキューイングや、外部ソースからの到着としてキューに入れられたメッセージの処理が含まれる。 postoffice間を移動する必要のあるメールは、元々MS-DOSで実行されていたExternal(external.exe)と呼ばれる外部MTAによって移動された。 External for OS/2 1.31のバージョンは、Microsoft Mail for PC Networksバージョン3.2で追加され、マルチタスクMTA for Windows NTはバージョン3.5で追加された。これは、Windows NTおよびWindows 2000のOS/2サブシステムで実行され、NT管理ユーティリティによる制御を可能にするフックを含むラッパーを備えたバージョン3.2a外部で構成されていた。 データベースの設計とサーバのパッシブな性質により、いくつかの弱点があった。 「ヘッダー」と「エンベロープ」のアドレス指定データが完全に区別されていないため、Bcc:などの現在の標準機能を実装できなかった。メーリングリストの機能にも同様に問題があった。また、1つのpostofficeは500メールボックスに制限されていた。大企業では、これらのpostofficeを接続するために、多くのpostofficeと多くのMTAが必要になってしまう。スケジュールデータとアドレスリストもこれらのpostofficeにローカルに保存されていたため、移動スケジュールとグローバルアドレスブック情報にはさらに、DispatchとMicrosoft Schedule+ Distribution Agentと呼ばれる別々のエージェントが導入された。Dispatchは、MS Mail3.xディレクトリ同期プロトコルを使用してグローバルアドレスリストのさまざまなコピーを同期した。
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