サーバへの負荷とは? わかりやすく解説

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サーバへの負荷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 01:39 UTC 版)

SYN flood」の記事における「サーバへの負荷」の解説

SYN flood 攻撃サーバ上のメモリどれくらい消費するだろうかサーバ帯域 1Gbps のイーサネットインターネット接続されていると仮定すると、外部から送られてくるデータ量最大100メガバイト/秒である。通常の TCP SYN パケット大きさ60バイトであるので、1秒間外部から送信されうる TCP SYN パケット最大200個になる。SYN flood攻撃では、これらの接続アドレス通常すべて異なアドレス偽装されているので、サーバSYN パケットがひとつくるごとに最低でも 16バイト情報を必要とする。したがって 1Gbps の帯域フル活用した SYN flood 攻撃おこなわれた場合、1秒間サーバ消費するメモリは約 30メガバイトである。さらにサーバは各 SYN パケット最大 30秒間にわたって保持しなければならない。すると、サーバが持たねばならない合計記憶容量900メガバイトになる。SYN flood 攻撃継続して行われている間は 30秒ごとにこれらの記憶領域がほぼ全面的に書き換えられるうえ、サーバ新しパケットがくるたびにそれがこれらの情報一致しているかどうか照合しなければならないこのため処理能力やメモリアクセス速度現在のほとんどの PC能力超えており、このような大規模な SYN flood 攻撃通常の方法負荷分散するためには高い能力TCAMなどの専用メモリをもった非常に高価なルータが必要である。

※この「サーバへの負荷」の解説は、「SYN flood」の解説の一部です。
「サーバへの負荷」を含む「SYN flood」の記事については、「SYN flood」の概要を参照ください。

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