ゴルフ事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 19:50 UTC 版)
ゴルフ場は、軽井沢72ゴルフコース、川奈ホテルゴルフコース、武蔵丘ゴルフコースなど29を数える。国内資本ではゴルフ場数日本一である。 事業所には富良野や雫石、鰺ヶ沢、ニセコ、広島、北九州、阿蘇、アラスカ・アリエスカ、ハワイ・マウイなど現地自治体や企業から要請されて進出したケースも多い。これは地元の反対がある所に進出しても事業として成功しないという彼の考え方で、採用や仕入れを地元の出身者や業者にすることによって、地方の出稼ぎ減少や活性化、税収増に大きく貢献した。広島では倒産した造船所を含む土地を広島県や広島市から要請されて進出した際、契約には造船部門を残す義務は無かったが、堤義明の配慮で残すことになり、働いていた社員も失職することなく、西武グループの造船部門の社員として働くことになった。 1980年代後半(昭和60年代から平成初期にかけて)のバブル景気真っ只中、米国の経済誌『フォーブス』に「世界一の大富豪」(The World's Billionaires) として取り上げられ、その個人で保有する総資産の総額は3兆円と報じられる。 ヘリコプター(アメリカ合衆国大統領専用機と同じものとされる)に搭乗し、神奈川県の自宅から原宿神宮前のコクド本社への“通勤”や、プリンスホテルなど運営施設への移動あるいは施設上空から偵察している姿は、テレビなどでもよく放映された。 バブル崩壊後、西武グループの経営は以前に比べて厳しくなっていったが、総帥の座を降りることはなかった。2002年4月の「品川プリンスホテル『エグゼグティブ(現:アネックス)タワー』」の開業時には、小泉純一郎首相(当時)・森喜朗をはじめとする大物代議士、モーニング娘。・石原軍団メンバー、長嶋茂雄、浅丘ルリ子など時の著名人を含む2000名を招待したパーティーを開催している。
※この「ゴルフ事業」の解説は、「堤義明」の解説の一部です。
「ゴルフ事業」を含む「堤義明」の記事については、「堤義明」の概要を参照ください。
- ゴルフ事業のページへのリンク