ゴマに関する言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 04:09 UTC 版)
ゴマが弾ける様子から「アラビアンナイト」の中の一話、「アリババと40人の盗賊」に出てくる、秘密の洞窟の扉を開ける掛け声が「開けゴマ」。これは、アラビア語の「افتح يا سمسم (Iftaḥ yā simsim)」を日本語訳したものである。肛門を意味する古アラビア語 سمة (simma)に由来し、元来は成句として性的な意味を持っていたとする説がある。 形状から比喩的に - ゴマは、外見が黒いドットであることから、シンボル的な意味で用いられることがある。へそのゴマ - へそに溜まる垢。成分には諸説ある。分泌物、皮脂の老廃物、衣服の繊維など。へそは皮膚が薄くなっており傷つきやすく、また傷ついた場合の衛生管理が難しいので、敢えて掃除しない、掃除するときは十分な注意が必要である。 胡麻斑(ごまふ)とは、黒ゴマを散らしたような細かい斑紋のこと。「ゴマフアザラシ」、「ゴマダラカミキリ」などの生物種名に見ることができる。 画像・映像処理の分野では、ゴマを散らしたような点々としたノイズを「ごま塩ノイズ」と呼ぶ。 白髪が混じっている状態の頭を指して「ごま塩頭」という。50代以降の男性に使われることが多い。髪の量は関係ない。(東京弁?) 前歯の隙間が虫歯で黒くなっている人を指す言葉。(方言?) ゴマの加工からゴマを擦る、ゴマスリ - すりゴマを作る際に、すり鉢のあちこちにゴマがつく様子から、人に媚びへつらうことの例え。 「胡麻の油と百姓は絞れば絞るほど出るものなり」 - 徳川幕府が農民に課した重税を象徴する言葉。享保の改革終期の勘定奉行・神尾春央の言葉とされている。 その他「誤魔化す(ごまかす)」の語源に関わっているとする説がある。
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